出自はレース関係? そのナゾに迫る
新車が数十年ぶりに発見されるのは時たま起こることではあるが、それはフェラーリなどのスーパーカークラスでの話。走行用とは別に保管用や投機用として購入されている個体もあるくらいだから、時折そのようなことも起こる。
しかし32GT-Rとなると希少なVスペックII N1とはいっても、シリーズ累計で4万台以上が売られた量産車で、当時から投機用に20年も寝かせておくとは考えにくい。
ここからは編集部の完全なる推測として読んでほしいが、N1というグレードからしてきっとレース車両製作のために購入された1台ではないだろうか。
なんらかの事情でレース車両としての架装を受けることがなく、そのままレースガレージなどに置かれていたと推測する。
植田さんによるとこのクルマはオークション仕入れではなく直接買い付けとのことだった。新たな伝説が生まれそうな1台だけに、どんな形であれ完全な状態で維持されるのがベストではないだろうか?
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