【マツダの旗艦 次期型は2022年!! どうなる…!?】絶不調マツダ6に挽回策はあるか?

フルモデルチェンジしか手はない!?

流麗なフォルムでデザインに対する評価は高いのだが……
流麗なフォルムでデザインに対する評価は高いのだが……

 マツダ6が発売から7年以上を経過することを考えると、本来ならフルモデルチェンジが必要だ。プラットフォームを刷新して走行安定性と乗り心地を向上させ、内外装のデザインも洗練させる。

 具体例を挙げれば、ボルボのV60やS60のようなクルマ作りを目指すといいのではないだろうか。

 今のマツダとボルボは、デザインとメカニズムに特徴を持たせ、いわゆる選択と集中に基づく商品開発を行う。

 ボルボは顧客のニーズを上手に押さえており、同様の商品開発はマツダにとっても実現可能で参考になると思う。

 ただし、今のマツダの上級車種は、直6エンジンを縦向きに搭載するFR車の開発に取り組んでいる。

 2022年以降といわれている次期マツダ6の発売までは、しばらく時間を要する。そうなると現行マツダ6を生かしたテコ入れが必要だ。

ワゴンはクロスオーバースタイルのモデルを出すべき!

ボルボは60シリーズの場合、標準仕様のセダンのS60、ワゴンのV60、SUVテイストのV60クロスカントリー、さらにSUVのXC60をラインアップしている
ボルボは60シリーズの場合、標準仕様のセダンのS60、ワゴンのV60、SUVテイストのV60クロスカントリー、さらにSUVのXC60をラインアップしている

 ワゴンについては、今の流行を考えると、ボルボV60クロスカントリーに相当するSUV風の仕様があると良い。

 フィットやフリードもSUV風のクロスターを設定した。今では定番的な派生モデルだから個性はないが、相応の効果は期待できる。

 派生型SUVで最も成功したスバルXVは、ベースとなったインプレッサスポーツの2倍近く売れている。

 ちなみに今のマツダは、OEM車を除いて乗用車を8車種そろえるが、この内の4車種はSUVだ。マツダ6ワゴンやマツダ3ファストバックに、SUV風の派生モデルがあるとブランドイメージも引き立つ。

 一方セダンは難しい。2.5Lターボの動力性能を高めた6速MTのスポーツモデルとか、内装の質感と乗り心地を向上させたプレミアムモデルが考えられるが、大量に売れる見込みはない。

 やはり、マツダが今開発中で、クラウンと兄弟車になるかもしれない「直6のFR」という、セダンとしては最強の飛び道具を持った新型セダンを待つしかないだろう。

マツダは2019年5月9日の決算報告会見の場で直6エンジンの開発、さらにFRプラットフォームの開発を明らかにした。アテンザ(マツダ6)を上回る大型スポーティサルーンの開発の表明したのだ。次期マツダ直6FRサルーンのCGイラストはベストカーが製作したもの
マツダは2019年5月9日の決算報告会見の場で直6エンジンの開発、さらにFRプラットフォームの開発を明らかにした。アテンザ(マツダ6)を上回る大型スポーティサルーンの開発の表明したのだ。次期マツダ直6FRサルーンのCGイラストはベストカーが製作したもの

【画像ギャラリー】マツダ6の販売台数とデザインの美しさが際立つ詳細写真

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