ハスラー ツイン ラパン スイフト… ユーザー第一で歩んだスズキの100年戦記(後編)

【閑話休題】スズキ モータースポーツ史

 かつてはグループ会社の「スズキスポーツ」がスズキのモータースポーツを統括していた。1989年からは標高4300mのフィニッシュラインを目指す米国パイクスピーク・ヒルクライムにカルタスで挑戦。

XL7
XL7

 以後、マシンをエスクード、エリオ、XL7などに代えて2007年まで参戦。また、WRCでは2002年からイグニススーパー1600で参戦し、2006年からJWRCにも参戦していた。2007年からはSX4 WRCでツール・ド・コルスから参戦開始。

 翌2008年シーズンはこのSX4 WRCにより総合5位に食い込むも、同年かぎりで撤退している。

■海外専売の名スズキ車たち

●日本で売られていないのが実に惜しい!?

(TEXT/編集部)

 ここで紹介するのは現在、海外市場でスズキが販売している海外専売車。どれも個性豊かだ。

 まず、ビターラブレッツァは2016年2月からインドでマルチ・スズキが販売しているコンパクトSUVで、1.3Lの直噴ディーゼルを搭載。

●ビターラブレッツァ

ボディサイズは全長3995×全幅1790×全高1640mm

 エスプレッソは昨年(2019年)9月に同じくインドで販売開始されたひと回り小さいサイズのコンパクトSUVだ。エンジンは1L NAガソリンのみ。

●エスプレッソ

フロントからリアにかけてのデザインを統一し「どこから見てもエスプレッソだとわかるように」したのだという

 ディザイアはインドで2017年5月に登場した現行スイフトベースのセダン。

●ディザイア

スイフトにトランクスペースをプラスしてノッチバックセダンに

 車名こそ日本と同じワゴンRは昨年(2019年)1月にインドに投入された1Lエンジン搭載のAセグコンパクトモデルで、もちろん軽ではない。

●ワゴンR

ボディサイズは全長3655×全幅1620×全高1675mm。エンジンはガソリンの1Lと1.2Lを設定

 最後のXL7は今年2月、インドネシアに登場した3列シート7人乗りSUVで、インドネシア市場で3割以上を占めているMPVセグメントに投入された。1.5Lエンジンを搭載する。

●XL7

全長4450×全幅1775×全高1710mm。このサイズのコンパクト3列シートSUVなら日本に導入しても売れそう

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