VW、ルノーらが出す100万円台輸入車は国産コンパクトより魅力的なのか


100万円台輸入車随一の楽しさを持つルノートゥインゴ

 では、100万円台の輸入車はどうでしょう。候補は

  • ・VW UP!
  • ・VW ポロ
  • ・フィアット500
  • ・プジョー208
  • ・ルノートゥインゴ

(※VWポロ、フィアット500、プジョー208は一部グレードのみ100万円台)

 この5車種だね。

 ルックス判定は全車合格だ。個人的には、ポロのデザインはビジネスライクでつまらんと思うが、あの質実剛健さが好きという方も少なくなかろう。

 プジョー208も小手先デザインで気に食わぬが、フランス車らしいオシャレ感があるのは事実なので一応合格としよう。

 デザイン面でトップを行くのはトゥインゴだ。あの脱力感満点のかわいさと個性は実にスバラシイ! 思わず抱きしめたくなる。

 フィアット500は言わずもがな。UP!もシンプルで機能的でオシャレ文房具を使うようなウキウキ感はあろう。

ポップなデザインはもちろん、RRという駆動方式も他にはない個性を演出するトゥインゴ

 そして走りの楽しさ。これに関してはトゥインゴがブッチキリだ! 

 あの1000cc、3気筒ターボのかわいくも力持ちなトルク感! しかも交差点立ち上がりではRRらしいお尻を振り出すような感覚がビンビンに味わえる。

 トゥインゴの楽しさは、現在売られているすべてのモデルの中でもトップかもしれない。

 フィアット500も、ツインエアエンジン搭載モデルならそれに対抗できる楽しさがあるが、100万円台で買えるのは1200ccのNAなのでイマイチ。

フィアット500『スーパーポップ コッチネッラ』。エンジンが“ツインエア”じゃないにしても、
この値段でフィアット500が買えるのはなかなか衝撃

 UP!は高速巡航時のスタビリティではトップだが、総合的な面白さではトゥインゴの敵ではない。

 輸入車の場合、室内の広さや実用性は大抵国産勢に負ける。中でもフィアット500の後席はほぼ子ども用。3ドアだし。でもそれ以外のモデルは大丈夫だ。

【最終結論】100万円台輸入車と国産、どっちが魅力的か

 ということで、国産車代表はイグニス、輸入車代表はトゥインゴなのですが、どっちの勝ちかと言えば断然トゥインゴ! 

 だってイグニスはCVTなんだもん! 対するトゥインゴはツインクラッチ。段付きギアだけにダイレクト感は別物だ。

 フィーリングはちょっと頼りないけどそこがまたカワイイ。ベタ惚れです。RRの操縦性も超オンリーワン。他車の追随を許さない。

トゥインゴのパワートレーンは、1LNAにMTか0.9LターボにDCTの2通り。
惜しむらくはターボ+MTというパッケージがないことか?

 ちなみにトゥインゴならターボ付きの『インテンス』が断然オススメね。ゼンにはMTもあるけどエンジンがNAでトルクがなく、RR感がぐっと薄くなってしまう。

 お値段は、トゥインゴのインテンスが189~199万円、イグニスハイブリッドが138~164万円。

 それなりの価格差はあるが、クルマに趣味性を求めるなら、トゥインゴは国産コンパクト勢をすべて蹴散らし、モーゼのごとく我が道を行けると私は確信する。