オフロードをガシガシ走るだけが魅力ではない
オフロード走行はもちろん得意なのだが、アルマーダなど、こうしたフルサイズSUVの装備の豊富さは、我々の想像を超えている。
例えば、前席のヘッドレスト後ろに備えたモニターで、ゲームを映して遊ぶことができるし、後席専用のサウンドシステムもある。パワーバックドアや3列目パワーシートももちろん備わる。
先進技術も万全だ。ブラインドスポットワーニングや、レーンキープサポート、アダプティブクルーズコントロールなども備わり、後退時に左右からくるクルマを検知するアラーム、アラウンドビューモニター、タイヤ空気圧警報システムも、もちろんある。走破力に加えて、快適性、安全性も、非常に高いクルマなのだ。
価格は、エントリーグレード「SV -2WD」の4万7500ドル(約503万円)から、最上級の「Platinum Reserve 4WD」の6万8430ドル(約730万円)。トヨタセコイア(4万9980ドルから6万6020ドル)と比べると、若干アルマーダの方が安い。
カタログ燃費は、市街地走行が14MPG(約6.0km/L)、高速走行は19MPG(約8.1km/L)、市街地と高速走行の複合モードで16MPG(約6.8km/L)。この手のクルマとしては妥当なレベルだ。
新型はどうなる!?
今後、自動車メーカーには、CAFEによる厳しい燃費規制が始まる。そのなかで、こうしたガソリン大食いのフルサイズSUVが、そのままの姿で生き残れるはずがない。
違約金を支払ってまで作り続けるのか、商用車のピックアップトラックに姿を変えて開発を続けるのか、アルマーダも岐路に立っているクルマなのだ。
コメント
コメントの使い方