【125cc以下級】趣味のライダーでも満足できるモデルが続々登場!
さて本題に入ろう。まずは125㏄以下級からオススメバイクから。125㏄クラスのバイクは、燃費がよく、車検もなく、ランニングコストもあまりかからない。
110ccや125㏄スクーターといった排気量125㏄までの原付2種スクーターに乗るには「普通二輪小型AT限定免許」が必要だが、2018年7月に道交法が改正され、普通自動車免許を所持していれば、最短2日で取得できるようになった。
50cc並みに維持費が安く、30km/h規制や二段階右折義務から解放される125ccクラスは、通勤通学にも大人気のカテゴリーとなっている。
またクルマの任意保険に付帯するファミリーバイク特約を利用でき、保険料は激安なため、クルマユーザーにお薦めのバイクだ。ただし、高速道路に乗れないのがデメリットか……。
アウトドアテイストで時流に乗れ/ホンダCT125・ハンターカブ
CT125・ハンターカブは、納車まで半年待ち、なんていう話も聞く今一番アツいバイク。その名の通り実用車の代名詞、カブがベースで、歴史を遡ると1970〜1980年代にまで行き着く。
それなのに実用くささや、古くささをまったく感じさせないガジェット感たっぷりの作りが魅力で、アウトドアブームにも後押しされて大人気となった。
イマドキっぽいのに実は由緒正しくて安定感たっぷり、という歌舞伎俳優尾上松也のような存在。125ccの気軽さも人気を呼んだ。
※WMTCモード燃費値(1名乗車時)は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類される。
50ccから125ccになっておじさんも楽しめる1台に/ホンダモンキー125、ダックス125(発売予定)
初代モンキーは1967年発売(公道版)、初代ダックスは1969年発売。いずれも50ccの「遊べる原チャリ」として超ロングセラーとなったから、バイク乗りなら誰もが知る超有名ドコロだ。
リバイバルされた最新モデルは、原型の味わいを残したデザインながら、いずれも125ccに排気量アップ。
おじさん&おばさんが乗っても恥ずかしくない堂々とした車格と、おじさん&おばさんが乗ってもラクチンなゆとりのポジションを獲得した。
そして、1969年にデビューし、国内では1983年まで販売されていた50cc/72ccのダックスホンダは「ダックス125」になって復活する!
モンキー125やCT125ハンターカブに続くホンダ125ccネオクラシックシリーズに、新たな一台が加わることになる。国内では2021年夏頃に発売の見込まれている。
不安だらけなら三輪一択!/ヤマハトリシティ125
ヤマハトリシティ125は「めざせ! 転ばないバイク」と銘打ち、ヤマハが満を持してリリースした前2輪、後ろ1輪の3輪車。
車体を傾けてコーナリングするなど、操縦感覚の爽快さはあくまでもバイク。前2輪の恩恵によってブレーキングや段差を乗り越える時、雨の時などの安定感、安心感はかなり高い。
ヤマハは3輪に注力しており、トリシティは155ccと300ccをラインナップ。さらに兄貴分として845ccのナイケンも。ちなみに、やりすぎると転びます。
【126〜250cc級】いざ所有すると車検がないメリットは大きい
126㏄以上250㏄以下の排気量は、普通自動二輪免許、いわゆる中免が必要になるが、高速道路を走ることができ、なおかつ車検がないというメリットを持つ。
ほぼフルサイズの堂々とした車格ながら扱いやすいモデルが多く、日本の公道にベストマッチする。
アドベンチャー気分をお気軽に/スズキVストローム250
クルマでいうSUVが、バイクでのアドベンチャーカテゴリー。実際に野山を冒険しないまでも、どこでも行けそうな雰囲気がたまらない。
しかし、ガチのアドベンチャーは1000cc超級の巨漢揃いで乗りこなしも大変だ。そこへきてVストローム250は、アドベンチャーらしいテイストながら250ccならではの気軽さで乗り回せる。
低中回転域を重視したエンジンは24psと控えめで、手の内で転がせる感じがイイ。
気兼ねなく回せる超高回転エンジン/カワサキNinja ZX-25R
並列2気筒や単気筒がほとんどの250ccクラス。久々に登場したZX-25Rの並列4気筒エンジンは、1万7000rpm以上回る、まさに走る精密機械だ。
……なんて書くと超高性能マシンのようだが、ZX-25Rの良さはさほど速くないこと。
超高回転まで気持ちよくブン回しても、そこは250cc、たいしてスピードは出ないのでいろんな意味で安心だ。カッチリとストッパーに当たるまでアクセルをひねられるのは快感!
最高にちょうどいいホンダ・バイク版/ホンダレブル250
実は今、日本で一番売れているバイクがこのレブル250なのだが、メカニズム的なトピックスのなさは一級品。
突出した”何か”が見あたらない。それもそのはず、めざしたのは「最高にちょうどいいホンダ」のバイク版。
すごくいいワケじゃなく、かといって不足もないという絶妙バランスだ。スタイルのクールさもあるが、両足ベッタリの足着き性の良さや、単気筒エンジンの「そこそこな感じ」が、若者を中心に受けた要因だろう。
【251〜400cc級】無理に大型に乗らなくても近い満足感が得られる
要中免、要車検。本格的なバイク趣味の登竜門だ。そこそこパワーも出てくるので、それなりの装備や心構えや出費が必要。
ただし、イマドキのヨンヒャクはかなりデキがよく、乗りやすい。
こだわりのキックスタート/ヤマハSR400
ほとんどのバイクは、ボタン1発でエンジンがかかるセルスターターを当たり前に装備している。
ところがどっこい、SR400は古き良きキックスタートを採用。キックペダルを踏み下ろす時、ライダー気分は最高潮に高まるだろう。
こだわりがあるように見られる、というメリットも。1978年の登場以来、基本的な姿形が変わっていないという意固地さもライダーっぽい。
間もなく生産終了がウワサされており、新車購入は最後のチャンスになるかも。
“ちょいスポーツ”を味わえる/カワサキNinja400
フルカウルが装着されているというだけで、かなりの本格的レーサーっぽさを醸し出しているニンジャ400だが、並列2気筒エンジンの特性はマイルドで扱いやすい。
ポジションもアップライトでラクチン快適だ。本気でサーキットを走るにはエンジンも車体もいろいろもの足りなくなるが、街乗りなら十分。
ヨンヒャクという排気量も相まって、バイクでちょっとスポーツしてる感を演出するにはピッタリだ。
コレに乗っときゃ間違いない!/ホンダCB400 SUPER BOL D’OR
清く正しく美しい、ニッポンのバイクの鑑。過不足のない動力性能、しなやかで動きが分かりやすいサスペンション、正統派と呼ぶにふさわしい端正なフォルム。
装備は細部まで高品質で、SUPER BOL D’ORはフェアリングが装備され高速道路巡航もラクにこなす。
どこを取っても非の打ち所がない……のが唯一の欠点。「わざわざバイクに乗るのに安パイを選ぶなんて」という気もするが、この安心感は他に代え難い。
【400cc超級】昔の大型に比べると軽くて扱いやすいが速いので注意
要大型自動二輪免許、昔の言い方なら「限定解除」。警察の免許センターでのみ取得できたが、1995年以降は教習所でOKになった。
ビッグバイクと呼ばれる通り、パワー、車格ともにかなりビッグ。要車検、要自制心。
MTは苦手だけどATもイヤなら/ホンダNC750S DCT
99%はATというクルマ界とは逆に、バイク界はほぼMT。シフトチェンジのヨロコビはバイクライディングの醍醐味でもある。
だが、よりイージーにバイクを楽しみたい層が増えているのも確かだ。ホンダのDCTは、クルマでもお馴染みの“あの”DCT”(デュアル・クラッチ・トランスミッション)。
クラッチ操作なしのシフトチェンジが可能で、走行フィーリングもダイレクトだ。せっかくバイクに乗るならATはイヤ。でも今さらMTもめんどくさい、というワガママな人向け。エンジンはマイルドだ。
怖い顔して実は優しいビッグバイク入門車/ヤマハMT-07
ド迫力揃いのビッグバイクにあって、ふんわりと包み込んでくれるような優しいバイクがMT-07だ。
MTとは「マスター・オブ・トルク」の略。激しめのネーミングでルックスもゴツゴツといかついが、いざ走り出してみれば待っているのは穏やかな世界。
軽い車体に穏やかなトルク特性のエンジンが搭載されているので、カジュアルにライディングできる。ハンドリングはニュートラルでどこにもクセがない。
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