積み下ろしはあっという間に終了したが仕事は続く
GRヤリスのサイドブレーキをかけ、ギアをニュートラルに入れて積み込み終了。ニュートラルに入れるのは万が一のアクシデントの際、クルマが動いてギアが破損するリスクを避けるためです。
バリスを出て、一路富士スピードウェイへ。山本さんは後続車が来たら安全な場所で譲り、セーフティドライビングを実践。ギャップを超えるたびに荷台のGRヤリスが揺れますが、特に気にする様子もありません。自信と経験の成せる技なのでしょう。
富士スピードウェイに到着したらイベント会場で積み下ろし。スロープとアスファルトの間に段差ができたので、台や板を入れて、フロアをこすらないように慎重にバックします。降ろしたら所定の展示場所まで自走し、仕事は終了と思いきや、まだまだ続きます。
所定の位置で前後のセンターキャップの向きを合わせて終了
GRヤリスに乗った山本さんが、スタッフと相談しながらハンドルをきり、前進と後退を繰り返しています。聞けば、ホイールの前後センターキャップの位置が前後で合うように、前輪と後輪の内輪差で調整しているとのこと。カスタムカーを撮っているプロカメラマンが用いる手法で、前後のブランドロゴを展示場所でピタッと合わせるのは至難の業です。
それでもしばらく前進と後退を繰り返しているうちにピタッと合うのがすごいところ。カスタムカーの輸送は運んで終わりと思いがちですが、山本さんの仕事は続きます。さながら特殊任務というところでしょうか。
裏方のイメージが強い、積載車とそれを動かすドライバーの仕事。カスタムカー関連のイベントでは、山本さんのようなプロフェッショナルの活躍が欠かせません。イベントに出かける際は積載車とそのドライバーの仕事ぶりに注目するのもおもしろいと思います。
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