4月の新車販売 王者ヤリスを抜いてルーミーが登場後初まさかの1位! ポテンヒットのまぐれか本当の実力か?

■新型となってノアがヴォクシーを上回った!

左革ノア標準仕様、ノアエアロ仕様、ヴォクシー
左革ノア標準仕様、ノアエアロ仕様、ヴォクシー

 4月の販売台数で注目すべきトピックスがもう1つあった。2022年1月13日に登場した新型ノア/ヴォクシーの販売台数だ。

 先代まではヴォクシーのほうが人気が高く、2021年の平均月販台数を見てもヴォクシーの5840台(年間7万85台)に対し、ノアは3884台(年間4万4211台)だった。

 それが新型となり、1月はノアが1650台、ヴォクシーが1774台、2月はノアが2227台、ヴォクシーが2073台と初めて逆転。3月はノアが7046台、ヴォクシーが7691台と再びヴォクシーがノアを再び上回ったが肉薄。

 そして4月、ノアが5697台(7位)、ヴォクシーが4707台(9位)とノアがヴォクシーに対し990台の差をつけ、2回目の逆転を果たしたのだった。

 ノアには、堂々かつモダンなスタイルを追求した標準仕様とメッキグリルによって華やかかつ強い押し出し感を演出したエアロ仕様(S-Z/S-Gグレード)の2タイプを設定。一方、ヴォクシーはエアロ仕様のみだ。こうしたヴォクシーのグレード数の少なさが販売台数に影響している可能性が高い。

 もう1つ考えられるのはノアとヴォクシーのデザインの違いだ。ノアは「堂々・モダン・上質」と「王道・アグレッシブ」、ヴォクシ―は「先鋭・独創」をキーワードにデザインされている。

 巷ではヴォクシーのデザインは「強烈すぎる」「エグすぎる」といった意見も多く聞かれ、その一方で「オラオラ度が増したノアのエアロ仕様がバランス的にいい」、「これからはノアの方が売れるかも」とノアを支持する声が多いように感じた。

 まだ発売4ヵ月あまりということで今後どうなるのかわからないが、アルファードとヴェルファイアのように完全に逆転する日が来るのか、見ものだ。

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