女性目線の装備で人気の夜行バスをカネオくんに紹介
高速バスの大きなメリットのひとつには、やはりリーズナブルという点が挙げられる。ということで、アクティブな女性にも大注目されているのも、高速バスだ。コスパを重視し旅上手である女性にバス事業者も着目。女性目線のサービスを徹底することで、着実に利用率がアップしている。
まず挙げられるのは女性専用待合室。バスの外の施設の話だ。バスに乗る前と降りた後、どこでどのように過ごすか、というストレスを感じさせない施設をバス事業者が開設。ここではの〜んびり読書をしたり、スマホをいじったり、仮眠もできるし食事も可といった環境。
また大切なのて夜行便で到着地に早朝に着く場合。到着後に例えば時間を潰せるカフェがまだオープンしていないといった際、街が目覚める時刻まで過ごすのに利用する。朝仕様としてメイクもできるしシャワーを装備するものもある。
前夜からバス移動していても、女性にとって大切な身だしなみをしっかりと整えることができる施設を、バス移動なら利用できるというわけだ。こういった施設は各所、各事業者で着実に増加している。
さて、肝心のバス車内では、コスパを重視する向きにもうってつけなのが、4列シートながら寝顔を隠せるフード付きのシートを持つバスがある。もちろん3列シート車などなあるプライバシーカーテンほどの“個室感”はないが、折りたたみ式のフードで頭部をスッポリと包まれるこの装備は、女性に大好評だ。
小柄な女性だったら、4列シートでも幅のストレスは感じにくいようだが、それでも隣の人に触れてしまうのははばかられる、ということで、シート感の大きなシールドを設けたシートも登場している。
通常もスタンダードな4列バスシートには、シート間の肘掛けも省略されている場合も多いが、座面から頭部部分まで、堅い板のシールドが立っていると、それだけで女性客の安心感が得られる、好評だ。
また最近はバス乗車の予約をするとともに、指定席の指定も可能となっているが、その際にも1台の車内を区分分けし『女性エリア』を設けるなどの方策も講じられているものも増えている。さらには女性専用車もあり、高速バスは利用者獲得のための努力を惜しまず進めているのだ。
カネオくんクイズでは「バスの秘密の扉の中」!?
さて、コーナーの最後は恒例のカネオくんクイズだ。ここでは「高速バスの前方床下にある扉の奥にはナニがあるでしょう?」というもの。ハイデッカーの床下は、旅客の荷物を入れるトランクルームだが、その前方部分にある扉(リッド)の話だ。
ヒントは「高速道路を走行するバス運転者の一人あたりの運転の上限を昼間500km、夜間400kmとする」という法律。もちろんこの規定されて距離よりも長く運行しているバスはたくさんある。
正解は「交代乗務員の休憩スペース」。上記の距離を超える運行距離を持つバスの場合は、ドライバーが2人乗車する。そして交代要員としてのドライバーが運転していない時に、ここで休憩するというわけだ。
この室内は基本ベッドになっており、空調やテレビ、窓も付いている。交代までの時間、ゆっくりと身体を休めて英気を養う場所なのだ。
ということで、高速バスを中心として話題を紹介したこのたびの[お金発見! 突撃! カネオくん]出演だったが、まだまだ、路線バス、貸切バスなどカネオくんをバスの沼に引きずり込むネタはいくらでもある。いっそ、“カネオくんまるまるバス特集”をやっていただければ、多くの人により一層バスの楽しさ、便利さがわかっていただけると思う。