GT-R2024年モデル即完売！　抽選も参加不可!?　最後のGT-Rファイナルエディションはいつ発売？

　GT-R2024年モデルは、2023年1月の東京オートサロンでお披露目され、3月20日に正式発表され、予約受注がスタート、4月下旬（NISMOは今夏）の発売予定となっている。しかし、GT-R2024年モデルの販売がとんでもないことになっているという。さっそく、その実態を調べてみたら驚愕の事実が！

文／ベストカーWeb編集部、写真／ベストカーWeb編集部、日産自動車

■GT-R2024年モデルはもう買えない！

　GT-R2024年モデルは2023年3月20日に正式発表され、予約受注がスタートした。筆者は3月初旬の段階から日産ディーラーの営業マンと連絡を取り合い、その動向を調べていた。

　GT-R2024年モデルの販売は、2022年モデルの時よりもさらに人気が沸騰すると予想していたが、予想を上回る、まさに空前絶後の人気ぶりだった。

　結論から先に言ってしまうと、GT-R2024年モデルはもう買えない。即完売しした。

　東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、福岡と7都市のディーラーおよびNPC（日産パフォーマンスセンター）に販売状況を聞いたが、今回は都道府県、各販売店ごとにバラバラで、どの販社も注文が殺到するため抽選販売方式をとっていた。

　抽選販売期間も3月初旬に応募し、3月中旬に結果発表しているところもあれば、3月20～3月26日に抽選応募期間を設け、結果発表は3月下旬もしくは4月初旬という抽選販売形式で、期間、抽選方式も販売店によって異なっていた。

　ちなみに筆者は3月20日夕方に都内の日産ディーラーに行ったが、ショールームの入り口で営業マンに「誠に申し訳ございませんが、GT-R2024年モデルの抽選はもう締め切らせていただきました」と言われ絶句した（思えば、新型シビックタイプRの時もそうだった）。抽選すら拒否か……。

　その足で神奈川、埼玉、ディーラーを回ったが状況は同じ。そのうちの1つのディーラーでは以下のA4、1枚のプリントを渡された。その中身を以下抜粋。

　「日産自動車株式会社よりNISSAN　GT-R2024年モデルが2023年3月20日に発表され、多くのお客様からお問い合わせをいただいておりますが、生産台数に限りがあるため、すべてのお客様のご期待にお応えすることができない状況でございます。

　弊社としましても出来る限りお客様のご要望にお応えしたいと考えておりますが、全2022年モデルでご注文いただきクルマをご提供できなかったお客様で、今回の2024年モデルのご注文受付を超えている状況ですので、ご注文の受付を終了させていただきました」。

　驚いたのは、複数の日産営業マンから聞いたのだが「過去GT-R2022年モデルの抽選に外れた人を優先的に当選させている」ということ。お店によって異なるとは思うが、初めてディーラーに行った人はその資格がすでになかったということになる。う～ん、寂しすぎる……。

　各店舗の割り当て台数については、全モデルで各店舗10～40台と、都道府県、各販社ごとに異なっているようだ。大阪の営業マン曰く「NISMOスペシャルエディションは各店舗10台前後で非常に少ないですが、もっと少ないのはT-SPECですね。枠が少ないんですよ。各店舗1～2台じゃないでしょうか」。

　首都圏のディーラーに倍率は何倍ですかと聞いてみたが、NISMOスペシャルエディションで50倍～60倍、Tスペックが120～130倍、全グレードで40倍と答えてくれた。都道府県によって異なるとは思うがいずれにしても難関大学の受験よりも厳しそうだ。

　そのいっぽうで、最短納車はなんと2023年5月頃の予定というのだから驚く。おそらく2022年中に生産を開始していたと思われる。

　そのほか、転売禁止、輸出禁止に関する誓約書に署名するのはもちろん、今回からさらに厳しくなり、これに違反すると今後日産販売店との一切の車両販売・取引が禁止となる、という。また新たに、自動車関係の関係者（中古車販売店か）にも販売しない一文が明記されたとか。

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