ファンも認める出来映え!? アニメ「オーバーテイク!」があまりにもリアルすぎた!

ファンも認める出来映え!? アニメ「オーバーテイク!」があまりにもリアルすぎた!

 2023年5月3日、富士スピードウェイでSUPER GT Round2の予選が行われ、他にも様々なイベントが当日は実施されました。多くのファンから注目されていたのがFIA-F4を題材にしたアニメ「オーバーテイク!」の先行上映でした。当日のトークショーと先行上映の様子を紹介していきます。

文/西川昇吾、写真/(C)KADOKAWA・TROYCA/オーバーテイク!製作委員会

■トークショーで語られた作品へのこだわり

作品の紹介でも登場する「モータースポーツの甲子園」というFIA-F4を表現する言葉。実はこの言葉はサネカタさんが考えた言葉なのだ
作品の紹介でも登場する「モータースポーツの甲子園」というFIA-F4を表現する言葉。実はこの言葉はサネカタさんが考えた言葉なのだ

 FIA-F4の開幕戦決勝を直前に控えた12:30、作品に関するトークショーが行われました。登壇したのは主人公「浅雛悠」を演じる古屋亜南さん、KADOKAWAの上田清香プロデューサー、FIA-F4プロジェクトリーダーの服部尚貴さん、そして進行MCとしてFIA-F4オフィシャルアナウンサーのサネカタイッセイさんの4名。

 ここで多く語られたのが作品へのこだわりです。古屋さんはオーディションに際して、モータースポーツに関して勉強。「F1は聞いたことあるけど、F4って何だろう」といったところからスタートし、自身が演じる浅雛悠が身を投じている世界であるFIA-F4への理解を深めたそうです。

 上田プロデューサーは多くの取材を重ねたこと、そして「音」へのこだわりを熱弁。そして初公開の場所、作品の始まりの舞台であるに富士スピードウェイを選んだのも、こだわりであると語っていました。

 富士スピードウェイの情景を再現度の高さも自慢のポイントとのことで、「まずはモータースポーツファンの皆様に認めて頂きたい」と熱いコメントを寄せていました。

■そのこだわりは服部さんもお墨付き!

アニメの主人公が使うゼッケン「80」は、リアルのFIA-F4で直下のスカラシップドライバーに与えられる名誉ある数字
アニメの主人公が使うゼッケン「80」は、リアルのFIA-F4で直下のスカラシップドライバーに与えられる名誉ある数字

 服部さんは「日本のアニメの凄さを改めて感じた」とコメント。当初は作品に「FIA」という名称を使えるか心配だったそうですが、ヨーロッパにおける日本のアニメの影響力は想像以上だったそうで、FIA側からの快諾が貰えたというエピソードを披露していました。

 また、作品のこだわりは服部さんも大いに認めているそうで、「前日もブレーキのエア抜きを取材してたんですよ、こんなニッチなところ普通作品のために取材しないですって」と取材時のエピソードを語っていました。

 また、このトークショーの場で公開された予告PVを見て服部さんは「カッコいい!」と発言。その発言を受けて上田プロデューサーは「嬉しいですし、ほっとしました」とコメントし、喜びと安堵の表情を浮かべていました。

 その他、服部さんが注目してほしい部分は、主人公のゼッケンが「80」ということ。実際のFIA-F4では、80はFIA-F4直下のスカラシップドライバーが乗るマシンに付けられるゼッケンで、このゼッケン番号を主人公車に与えるのも嬉しかったそうです。

 また、今年のスカラシップドライバーの野澤勇翔選手は主人公と同じ現役高校生とのことで、その点もオーバーラップして見えてしまう部分があるとのことでした。

次ページは : ■先行上映には多くのファンが

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