いったいなんでこんなクルマが世に出たのか? おじさんが懐かしむ脱力系希少車って今高くなっているのか?

■マー坊とでも呼んでくれ/スズキマイティボーイ

2代目セルボのBピラー以降が荷台になっているマイティボーイ
2代目セルボのBピラー以降が荷台になっているマイティボーイ


■1983年2~1988年1月
■現在の生息状況/ほぼ絶滅寸前 全国に15台

 最後は、トヨタbBオープンデッキ、スバルヴィヴィオT-TOP、ギャランスポーツGTRV、マーチBOXなど候補に挙がってが、個人的に今でも欲しいのが「マー坊」こと、スズキマイティマイティボーイだ。CMで謳っていた「スズキのマー坊とでも呼んでくれ」からそのままマー坊という愛称になった。

 2代目セルボのBピラー以降のルーフを切り取って荷台とした。荷台の全長は660mm、最大積載量は200㎏。はっきりいって荷台のスペースは狭いが、キャビンは広く、スライドやリクライニングが可能なシートを備えており、座席後方のスペースも確保されている。

 乗用車ベースで後ろをピックアップしたクルマとしては、シボレーエルカミーノやスバルブラッドなどがあるが、当時の新車価格は45万円という格安な2シーターのピックアップトラックという点ではまさに脱力系希少車。アロハシャツに短パンで乗ってみたい!

 さて、愛しのマイティボーイは今いくらで買えるのか? 中古車検索サイトを見ると、流通台数は現在15台、価格は25万~128万円。80万円ほどの価格帯になればそこそこ程度のいいものがあり、最高価格の128万円のクルマは1万kmの極上車だった。

 とはいえ、さすがに30年以上前のクルマだから購入する際はそれなりの覚悟をしたほうがいいだろう。

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