■燃費はエコカー並み!! ついつい走りたくなっちゃう
スイスポ(6MT)のWLTCモードは17.6km/L。筆者の6ATでも16.6km/Lです。実際に街中から高速まで走ってみても、コンスタントに14~15km/Lをマーク。高速では16km/Lに達することもあります。
昔のスポーツモデルのエンジンはスイスポより断然非力なのに、燃費は10~11km/Lぐらい。
スイスポの燃費は間違いなく鳥肌モノです。ガソリン高が止まらない昨今ですが、満タンでも5000円台で収まるから、あまり影響は感じません。
それよりも燃費が良い分、積極的にアクセルを踏むようになり、あっという間にスピードが……。
■かつてはおまけだったATモデルが推しの存在に
加齢と共にMT車に乗るが億劫になり、走り屋オヤジを引退したという人も多いでしょう。
私が6ATを選んだ主な理由は奥様が運転するからですが、首都高のループ式JCT(大橋ジャンクション)での坂道鬼渋滞が心底イヤになったのも理由のひとつ。
数百メートルの上り坂合流で坂道発進を繰り返し、左足が棒になったことがあります。
昔のスポーツモデルのATは、仕方なく設定している感があり、それゆえにクルマ好きの間ではなかなか認められない存在でした。
ところがスイスポのATはどうでしょう。ダイレクト感のある変速が楽しめる2ペダル変速機に進化しているじゃありませんか。
筆者が高校生の頃、パドルシフトを搭載したアーケードゲームが流行りましたが、あの感覚で運転できるので、気分はF1のセミオートマです。
昔のスポーツモデルと比べて、何から何まで進化しているスイスポ。メーカー希望小売価格は破格の202万8400円(6MT)。スズキはなるべくローコストで作るという信念だけは変えなかったようです。
4ドアのため、実用性は確保されており、ファミリーカーとしても使うことができますし、セカンドカーとして所有できる人は、チューニングしてパワーを追求するのもありです。
以前、チューニングパーツメーカーのデモカーに乗る機会をいただきましたが、鋭い加速はまるでブーストアップのS15シルビアに乗っているかのよう。まさに青春再びという感じなのです。
全国の元走り屋オヤジに告ぐ!! スイスポに乗って一緒に若返りましょう(笑)。
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