2023年9月9日(土)~9月10日(日)三菱自動車が主催する大人気イベント、『スターキャンプ2023 in 朝霧高原』が開催された。このイベントは、静岡県朝霧高原「ふもとっぱら」を舞台にオートキャンプをしながら様々なイベントが楽しめるというものなのだ。
文/ベストカーWeb編集部、写真/三菱自動車、ベストカーWeb編集部
■eKクロススペースでイベント参加
今回で19回目の開催となる「スターキャンプ」は、自然の大切さを学びながら、家族や仲間で楽しむオートキャンプイベントとして、これまで多くの参加者を集めてきた。
それだけに多数の応募があったが、参加できるのは300人限定とのことで、抽選はかなりの高倍率だったという。
わが編集部も三菱eKクロススペースにキャプテンスタッグのテントを積み込んでスターキャンプに参加した。直前の台風の影響で小雨が降るあいにくの天候であったが、タープにテントを建て、テーブルや折り畳みチェアを広げるとなかなか快適な空間が出来上がった。
小雨が降ったりやんだりする中、参加者の皆さんは積極的に様々なアトラクションに参加し、スターキャンプを楽しんでいた。そしてそんなスターキャンプ初日の最後を大いに盛り上げたのが、河口恭吾氏のライブだ。
これまでのキャリアで歌ってきた名曲の数々が披露され、ステージ前は大興奮。その素晴らしい歌声は、キャンプサイト全体に響き渡っていた。
■アジアクロスカントリーラリー2023を戦った増岡浩監督登場
三菱自動車が技術支援する「チーム三菱ラリーアート」の新型『トライトン』が、アジアクロスカントリーラリー2023で総合3位に入賞し、さらに全3台が完走したことでチーム賞も受賞した。
スターキャップには増岡浩総監督も参加して、自身が現場でドライブしたサポートカーの三菱デリカD:5とともにラリーの報告を行った。
「チーム三菱ラリーアート」としては、2022年の優勝に続いて連覇を目指したのですが、前回覇者のチャヤポン・ヨーター選手が3位で終えることととなりました。しかし、新型トライトンの登録のためにマシンの準備期間が1カ月しかない中での参戦で、3位をとれたことは意味があったと思います。
また参戦した3台がそろって完走することができたので、いい結果だったと思います。
三菱の人材育成もあって、岡崎のエンジニアと田町のスタッフも含めて、11名がラリーに同行しまして、全員無事に戻ることができたうえに、3台のトライトンをゴールまで送ることができて、大会でベストチーム賞を獲得できたのでよかったと思います。
選手は頑張ってくれたのですが、不運もありました。田口勝彦くんはミスコースが原因で埃で前が見えない状態となった時もあり、我慢のレースでもありました。ですが、「それもラリーだよね」ということだと思います。
チーム作りでもクルマ作りでも、逆に3位になったことで見えてきたこともありまして、これが次の目標へとつながっています。
今回サポートカーとして帯同したデリカD:5、ラリーのサポートのために生まれたんじゃないかと思うくらい素晴らしかったです。機動力豊かで、先回り先回りしてラリー車を待ち受けたり、コースやライバル車をチェックするなど、自分の片腕となって活躍しました。
ばねを変えて車高を上げてありますが、マッドタイヤで悪路でも力強い走りでトライトンを支えることができました。お客さんからも評判良くて、レプリカ欲しいなという声もあります(笑)
2024年初頭には、新型三菱トライトンが日本でも発売になることですし、次は優勝を目指していきたいと思っています。市販車のトライトンは、ピックアップでありながら高級SUVのような乗り心地とハンドリングを有しています。
シャシーは20年ぶりの更新なのですが、新世代のエンジニアが開発した新しいラダーフレームに感動しています。まるでモノコックシャシーのようにリニアに動いて、ラダーフレームの弱点がカバーされてます。
アウトドアでアクティブに使ってもらいたいし、公官庁などでの働くクルマとしても活躍してほしいと思っています。
増岡浩総監督はラリーの報告とともに、新型トライトンのすばらしさについても語ってくれた。
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