【ノート、ブルーバード、エルグランド…】トヨタ車に勝った日産車

2代目ノート

販売期間:2012年~

 ノートは2012年9月にモデルチェンジした。そろそろ次期モデルが、と思っていた16年12月にe-POWREを追加設定。新パワートレインのe-POWREは、EVのリーフで培ってきた技術とモーターを採用したシリーズハイブリッドだ。

 エンジンによって発電を行い、その電力を利用してモーターの力で走り出す。アクセルを踏み込むと、モータードライブならではの力強いレスポンスを味わうことができ、加速も軽やかだ。また、街中を主体としたでは燃費もいい。

デビューは2012年と古いノートは e-POWERという飛び道具を得て爆発人気。モデル途中でここまで販売を伸ばしたクルマは世界的に見ても珍しい

 基本設計は古いが、e-POWERを得たノートは驚異的な販売台数を記録している。2018年に販売ランキングにおいて登録車トップの座を奪い、2018年度の販売でもベストセラーカーに輝いた。これは日産の首脳陣も驚く快挙だ。

 e-POWERの新鮮なドライブフィールが受けたのが好調の要因だが、eペダルと呼ぶワンペダルドライブの独特の運転感覚も販売を後押ししたのだろう。

 ハイブリッド車に飽きていた人も多かったが、トヨタの誇るツートップのアクアとプリウスを押しのけて販売台数トップに立ったのだからすごいと思う。

ハイブリッドコンパクトのアクアは細かく改良を施すなどしてユーザーを飽きさせないが根強い人気の要因だが、 e-POWERの登場で形勢は変わりつつある

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 トヨタ車に勝った日産車を見てきたが、ノート以外はかなり古い車であることは否めない。

 日産は2022年度までに現在生産している車種の10%程度を削減する方針を明らかにして、V字回復できるかは心配だが頑張ってほしい。

 元気な日産の復活こそ日本のクルマ界を活性化するカンフル剤になるはずで、実際にそう願っているクルマ好きは多い。

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