強くて速い新井大輝が帰ってきた!! 今シーズンはトラブル続きで思うように結果が残せていなかった全日本ラリー選手権だが、飛鳥ラリーレグ1ではクラス首位で終了。11年前のクルマとは思えない脅威のパフォーマンスを披露したのでありました!!
文・写真:新井大輝
【画像ギャラリー】11年落ちのマシンとは思えないよね!! 最新マシンと競うショコダ丸が凄すぎるから勇敢な姿を見て!!(6枚)画像ギャラリー雨の飛鳥ラリーレグ1では 想像以上の雨で大番狂わせ!?
この2戦連続してメカニカルトラブルに見舞われて結果がなかなか付いてこない歯がゆい状況が続いていますが、事前テストのおかげもあり、SS1~SS6まで連続ベストで2位以降に40秒近く離してレグ2へ向かうことが出来ます。
なにより部品が壊れずにちゃんとシュコダ丸が初日を終えることが出来たのも嬉しい限りです。明日もあるので、しっかり最終サービスでしっかりメンテナンスをして準備していきます。ラリーは本当に最後の最後まで分かりませんからね。僕の去年WRCJAPANのように最後の最後で壊れることもありますから(苦笑)。
さて奈良で開催されている飛鳥ラリーってどんな道?と思う方もいるので、簡単に説明すると道のキャラクターはかなり狭くてハイスピードなセクションが続き、少しのミスも許されない難しい路面ですが、逆に言うとペースノートの精度がタイムに直結するとも言えます。
本日の路面は完全にウエット、ときより6mmもの局所的な雨に見舞われて、シンプルに言うと激ムズのコンディションということになります。アスファルトもところどころ汚れていて、路面が砂利に覆われているところもチラホラ、目測でのグリップジャッジも至難の業です。
数日前から雨予報が出ていて、雨のセッティングはしてないから少し不安に思ってはいましたが、実際に走ってみると、「ん?これ雨でもそんな悪くなくね?」といった感じでSS1~SS6まで連続ベストタイム。11年落ちのシュコダが最新ワークスと戦えているのは素直にうれしいです。
事前テストの効果は抜群!!
心の中でやっぱり事前テストって凄いんだなぁ~(当たり前)と若干感動してしまった自分が恥ずかしいです。テストはドライ路面で行いましたが、車両バランスやサスペンションを全部見直したおかげで、基準のセットアップとしては最高のものが仕上がったと自負しています。今回は雨だからそこをベースに少しだけ全体を柔らかくセットアップした簡易雨スペックになります。
そもそももっと事前にテストしてからラリーに臨めよって話ですが、プライベーターを極めるとテスト1つでも凄く時間と予算が掛かるものなんですよ、僕の記事を読んでくれているベストカーWebの皆様ならどういう意味か分かるはずです(笑)。
自分で言うのもあれですが、リタイヤか優勝かみたいなラリーは正直あまりやりたくないんですよね。見ている方はある種楽しいかもしれませんが今回はしっかり走り切って結果に繋げていきたいです。
明日も応援よろしくお願いいたします!!
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