歓喜の瞬間がやってきた!!!! 日産のオリバー・ローランド選手が東京E-Prixで初優勝。昨年、そしてレース1の屈辱をようやく果たしたぞ!! それにしても、最後の数ラップは本当に痺れる展開でございました!!
文:ベストカーWeb編集部 鈴村朋己/写真:Formula E
【画像ギャラリー】日産がフォーミュラE東京E-Prixで悲願の勝利!! 初の母国凱旋となったヤマハも奮闘!!(4枚)画像ギャラリートップから一時は6位に転落
今シーズンはダブルヘッダーとなった、フォーミュラE東京E-Prixの2レース目が開催された。前日は雨足がひどく予選が中止になったが、打って変わってドライコンディションで行われた。
1レース目では悔しい2位に終わった日産のオリバー・ローランド選手は好調をキープし、予選デュエルではファイナルまで進出。見事ポールポジションを獲得し、1レース目に続き最前列からスタートすることとなった。
迎えた決勝。ローランド選手はスタートで首位の座を維持するものの、レース1のようにライバルを引き離せない状況が続く。
すると、ローランド選手に詰まっている後続のマシンたちが、レース中に2回の使用義務があるアタックモードの1回目を消化することに。これでローランド選手は4位までポジションを下げた。
17周目。ライバルたちとタイミングをずらして、ローランド選手が1回目のアタックモードに入った。しかし、先行していたジャガーのニック・キャシディ選手とアタックモードのタイミングが被ってしまい、大きなジャンプアップを果たすことができず1回目のアタックモードを終える。
絶対に勝利を!! ローランド選手の魂溢れる走りで日産が母国で初のV!!
6位までポジションを下げていたローランド選手だったが、22周目に2回目のアタックモードに入った。実は多くのライバルたちが4分間のアタックモードを残していたのに対して、ローランド選手は6分間と2分間多く残していたのだ。
2回目のアタックモードを先に消化したローランド選手の動きを見て、ポルシェのパスカル・ウェアライン選手、キュプラのダン・ティクタム選手、そしてマクラーレンのテイラー・バーナード選手も2回目のアタックモードに。
26周目、トップを走っていたウェアライン選手のアタックモードが切れたタイミングを見逃さなかったローランド選手は、ターン15で華麗なオーバーテイクを決めてトップを奪還。会場は拍手に包まれた。
ところがライバルたちは皆「オレが前に出るんだ! 道を譲れ!」といった気迫の走りで、ローランド選手に迫る手に汗握る展開。バトルはヒートアップした挙句、29周目にバーナード選手がクラッシュ。これでセーフティカーが出動した。
そして、なんとファイナルラップにレース再開。エネルギー残量を気にする事なくガチンコの対決となる。この劇的状況を冷静に対処したローランド選手が、ついに東京E-Prix初勝利。日産に母国での勝利をプレゼントした。
レース後、「カモン!!」と雄叫びをあげたローランド選手。やったぜ!! 日産!!






コメント
コメントの使い方