飛鳥ラリーではチャンピオンらしい走りで2025年シーズン初優勝を飾った新井大輝選手。勢いをキープしたまま2連勝といきたいところなのだが、神様は試練を与える模様だ。
文・写真:新井大輝
ラリーが見たい人は土曜日に来て!!
シーズンも折り返しとなり、群馬県での開催ということで気持ち良く後半戦の結果に繋げていきたいところです。さて今回もモントレーは例によって群馬県でも有数の峠、旧碓氷峠を使用します。
観客は2km以上歩いて眼鏡橋で観戦できるそうですが、足腰に自身がないとかなり厳しそうな予感もしています。普段から登山トレーニングしないとキツいかもしれませんね(笑)。
もっと気楽に見れるSSもあって良いような気がしますが、こればかりは主催者次第なので簡単にはいきませんね(苦笑)。
もし観戦に来られる方は土曜日しか観戦できる場所がないので細かくチェックして間違いないように来てください! 日曜に来ても3000円払ってサービスパークしか入れないので、ラリー走行が見てみたい方は土曜日がオススメです。
レッキは万全!! しかしマシンには不安要素が
去年は碓氷に続いてイニシャルDで有名な妙義も使用する予定でしたが、急遽キャンセルとなり今年こそは妙義も復活するかと思いきや、アイテナリー(スケジュール)にも無くなっていたので少し残念ですが、碓氷峠を含めた群馬県のステージ4本をしっかり下見(レッキ)して明日に臨みたいと思います。
レッキ車両はいつも通りアクアのハイブリッド、他のチームはWRXやGRヤリスをレッキ車両を使っている中での超ノーマル車両。実は今まで色んなレッキ車両を乗ってきましたが、アクアほど燃費が良く、前方視界も良く、疲れない車はありません。
世界の道を知り尽くし、レッキの大変さも知り尽くしていますので、最終的にアクアのような車両が最高だということに行き着いてしまいました。もちろん舗装路だけの話ですが、アクアの快適性はバカにできませんよ!是非他のエントラントにも教えたいぐらいです(笑)。
しかしデメリットが唯一あるとするのであれば、普通の車すぎて誰からも気づかれないという点ですね。去年のWRC JAPANから使っているのですが、アクアを乗っているとファンの人達から全く気づかれずに終わってしまうので、少し寂しかったりします(笑)。
さて肝心なシュコダ丸はどうなっているかと言うと、実は右のインプットシャフトはまだ届いていません。シュコダモータースポーツには再三催促はしているのですが、普段壊れないパーツだから余計に生産が遅れているとのことで、次戦のグラベルの北海道までには何としてでも間に合わせておきたいと言うのが正直なところです。
なにわともあれ現状でベストを尽くすことには変わりないので、群馬のラリーでもしっかり完走して壊さずに次戦のラリーカムイへ繋げていきたいです! まずは今週末の全日本ラリーでしっかり結果を残してきます!



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