ホンダF1 セナ・プロスト時代と今で決定的に違う『政治力』

政治家のビジョンとエンジニアの夢が勝者を生む

 前回の第3期ホンダF1(2000〜2008年)、そして、今回のF1挑戦(2015年〜)は、この政治力の欠如が大きな問題を作り出していそうだ。

 開発においても、政治的にも、社外的、社内的にも、そして対マクラーレンにも、断固として対峙できる強い政治家が欠けているように思える。政治なくして国家(=F1)は語れない……はずなのだが。

 政治家のビジョンとエンジニアの夢と哲学が共闘して、初めて勝利者を生む。これは、プロの世界の常識ではないのだろうか。

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