2023年8月8日、スバル と同社のモータースポーツ統括会社であるSTIは、2023 年シーズンの全日本ラリー選手権への鎌田卓麻選手による車両テスト中の事故を受け、今シーズンのSUBARU RALLY CHALLENGEとしての活動休止を発表した。
文/ベストカーWeb編集部、写真/西尾タクト
■新型WRX S4ベースの全日本ラリーマシンが2台投入予定だったが……
2023年シーズンの全日本ラリー選手権は、スバルとSTIが新井敏弘選手と鎌田選手のチーム運営サポートと車両開発サポートを行い、「SUBARU RALLY CHALLENGE」チームとして新たな体制で全日本ラリーに参戦していることになっていた。
同年5月24日にはその新型マシンが群馬サイクルスポーツセンターでメディアに公開され、それまでのEJ20ターボから新たにFA24ターボにパワートレーンをスイッチし、新井選手も鎌田選手もそのニューマシンのテストに手ごたえを感じていた。
ところが5月31日、同じくその群馬サイクルスポーツセンターでテストを行っていた鎌田選手のマシンが事故に遭い、鎌田選手が腰椎圧迫骨折の重傷、コドラを務めていた鎌田選手をサポートする部品メーカーの社員が外傷性くも膜下出血で重体となっていた。
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