次期カムリは夏に繰り上げ、e-POWERどこまで拡がる? そしてスイフトの残価設定クレジットの話題【地獄耳スクープ】

月に200店のディーラーを回る遠藤徹氏。その遠藤氏が足で稼いだディーラーでの最新情報を毎回お届けするのがお馴染みの「地獄耳スクープ」。今回は次期型カムリの発売が夏に繰り上げ、まだまだ拡がるe-POWER、そして新型スイフトの残価設定クレジットで増販? のウワサをお届けします。

文:遠藤徹/写真:トヨタ、日産、スズキ
ベストカー2017年2月26日号


あのFFセダンの日本上陸は今夏に決定!!

次期型カムリは今秋に一新予定でしたが、今夏の7月に繰り上げて発売される見通しとなっています。マークX、SAIを統合した戦略モデルとなることから、従来のカローラ店専売からトヨペット店、ネッツ店を加えた3系列店の併売となりそうです。トヨタ店はクラウンの専売であることから競合を避けるために除かれます。

次期型は次世代トヨタのクルマづくりの考え方である「TNGA」を採用した、FF駆動の最高峰サルーンを目指します。ハイブリッド専用モデルですが、北米主力のグローバル戦略車であるため、早期にPHVの設定も見込んで開発を進めているようです。

また、次期型ではFF車のほか、新たに4WD車もラインアップします。組み合わせるエンジンは新開発の2.5L直噴ユニットで、ハイブリッド用バッテリーは従来のニッケル水素からコンパクトで高効率のリチウムイオンに切り替えられるはずです。

安心パッケージはより進化した「トヨタセーフティセンスP」を標準装備します。なお、3系列店の併売によって、これまでの1000台以下から3倍以上の月販3000台規模の量販戦略モデルとしての育成を目指す方針と思われます。

TNGAはインテリアにも好影響を与えており、前方視界もすっきり見える設計だ

日産が本格的にe-POWER攻勢に打って出る!!

ノートe-POWERのヒットを受け、日産は今後同パワーユニットの搭載モデルを順次拡大していく方針です。第2弾は今年8月にもセレナに設定、次は年内に一新する次期型ジューク、以降は2018年あたりに投入するキューブの後継モデルが予想されます。

いっぽう、エクストレイル、フーガ、スカイライン、シーマに採用している1モーター2クラッチ方式のハイブリッドユニット車との使い分けをどうするかが課題になっています。低燃費や走行性の成果やコストを考慮しながら、各システムに見合った車種をチョイスすることになります。

現時点ではミディアムクラスまでの価格訴求を比較的重視するモデルについてはe-POWER、それ以上のクラスのエルグランド、セダンなどの上級モデルは1モーター2クラッチで対応することが濃厚です。

EVとハイブリッドのちょうど中間に位置しているe-POWER。日産の大きな武器となりそう

スイフト絶好調にあわせて販売店が猛攻勢

スズキが1月4日に発売開始した新型スイフトが好調な販売の滑り出しを見せています。受注が集中し、生産が追いつかず、納期が読めない状況になっています。

販売店では正規代理店を中心に1.9%の残価設定クレジットと5万円のオプションプレゼントのサービスキャンペーンでスタートダッシュを図ると同時に、増販気運の盛り上げを図っています。

首都圏にある正規代理店の営業担当者は「今回の新型スイフトはこれまで2代にわたって続いたキープコンセプトからがらりと変えた、個性的なデザインとマイルドハイブリッドを中心としたパワートレーンや新開発プラットフォームによる走りのポテンシャルの高さなどが受け、好調な立ち上がりとなっている」と受け止めています。

1.0Lのダウンサイジングターボも魅力のスイフト。販売店の攻勢でコンパクトカー市場に一騒動ありそうだ

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