アグレッシブかつ洗練されたデザインをまとった3代目ハリアーが登場したのは2013年末。
そのデビューから約3年半、3代目(現行)ハリアー初のビッグマイナーチェンジが、2017年6月8日に発表された。ここではそんな新生ハリアーをじっくりたっぷり紹介したい。
文:ベストカー編集部 写真:トヨタ
ベストカー2017年7月10日号(さらなる詳細は現在発売中の本誌でぜひ)
■直噴2Lターボ搭載で鋭い走りを実現
より都会的となった外観にも注目が集まるが、今回のマイチェンの一番のトピックは、なんといっても2L直噴ターボ搭載車の追加。
これまで3代目ハリアーには、151ps/19.7kgmを発生する直4、NA2Lと、システム出力=197psを発生する直4、2.5Lエンジンベースのハイブリッドが用意されていたが、今回追加された2Lターボは、231ps/35.7kgmという出力を発生する。
同エンジンを搭載するレクサスNXと比較すると、最高出力では若干劣るものの、より軽量な車体のおかげか、加速力では勝るという話もあり、さらに前後にパフォーマンスダンパーを装備するというから、その走りはかなり期待できそうだ。
■安全装備も充実してさらに磨きをかけた!
今回のマイチェンでのもうひとつの大きなトピックは、安全・先進装備の充実だ。
シフトレバー操作と連動して自動的に作動と解除を行える「電動パーキングブレーキ」、渋滞や信号待ちで便利な「ブレーキホールド」機能も注目に値するが、やはり一番の目玉は、衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスP」の全車標準装備だろう。
プリクラッシュセーフティ(歩行者検知機能付)、ステアリング制御付レーンデパーチャーアラート、全車速追従機能付レーダークルーズコントロールといった機能を内包する、トヨタセーフティセンスPの標準装備化は、
ハリアーが持つ、都会的でスタイリッシュなイメージとも符合するものであり、多くのユーザーに歓迎されるはず。
TコネクトSDナビシステムのディスプレイ拡大(9.2インチ化)など、快適装備にも手が入った改良型ハリアー。ミドルサイズSUVカテゴリーにおいて、再び大きな存在感を発揮することになりそうだ。
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