■突如公開された15秒の動画
2018年10月17日夜、マツダは突如、YOUTUBEの公式チャンネルにて「A New Era Begins November 2018」(「2018年11月、新たな時代が始まる」)と題したティザー映像を公開した。
映像はハッチバック車と思われるボディの一部をわずかに映しただけの、15秒程度の短いもの。
しかしそのCピラーのボディラインを見ると、これが2017年の第45回東京モーターショーで出品された「魁(KAI)CONCEPT」の市販版であり、それが2019年春頃に発売予定の次期型アクセラであることは、ほぼ間違いない。
今回マツダが発表した「A New Era Begins November 2018」とは(2018年10月2日に開催した「マツダ技術説明会2018」にて丸本明CEOが明言したように)、2018年11月下旬に開催される米ロサンゼルスオートショー2018に、この次期型アクセラの市販モデルを世界初公開する、ということを指す。
次期型アクセラの注目ポイントは大きく分けて2つ。
2017年の東京モーターショーで、「最も美しいコンセプトカーのひとつ」と言われた「魁(KAI)CONCEPT」のデザインをどこまで踏襲できているのか。
もう一点はガソリンエンジンとディーゼルエンジンの「いいとこどり」となる技術、火花点火制御圧縮着火システムを採用した「SKYACTIV-X」の搭載だ。
次期アクセラが属するカテゴリーは、VWゴルフ、トヨタカローラスポーツ、BMW1シリーズ、スバルインプレッサ、ベンツAクラスといった、超強豪がズラリとそろう世界最激戦区のひとつ。
それだけに今回の「早出し」公開は、マツダが本気でこのカテゴリーのトップを獲りにゆく、来年の主役は自分たちだ、という宣言とも読み取れる。
ミドルクラスハッチバックの主戦場で、次期アクセラは今以上の存在感を発揮できるのか。
デビュー予想次期は上述のとおり、2019年春。
美しいボディラインと革新的な新技術で、波乱を巻き起こすべく着々と準備を進めているようだ。
このモデルに関する続報は、情報をキャッチし次第、随時お伝えしてゆきたい。
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