日産屈指の人気モデル、軽スーパーハイトワゴンの「デイズルークス」が、間もなくオーダーストップに!
現在、軽自動車のなかでも特に人気を誇るのが、ホンダ N-BOXを筆頭とするスーパーハイトワゴン=全高1700mm以上の背が高い軽自動車。
そこに、三菱 eKスペースと共同開発で2014年に発売された日産のデイズルークスは、新型へのモデルチェンジを間近に控えている。
そうしたなかで、現行モデルがついにオーダーストップされるとの情報を入手! いつまでオーダーは可能なのか? そして、新型はいつ登場するのか?
販売現場の最新情報をもとに流通ジャーナリストの遠藤徹氏が解説する。
文:遠藤徹
写真:編集部、NISSAN、MITSUBISHI
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現行デイズルークスが年末オーダーストップで新型登場間近
日産 デイズルークスが、2020年3月下旬のフルモデルチェンジに向けて動き出している。
現行モデルは2019年末でオーダーストップになり、以降在庫一掃セールをスタートさせる見通しである。
この11月末現在ではまだ多くのグレードが受注できるようになっているが、12月中旬以降になると次第にエンジン、タイプ、ボディカラー、オプションパーツなどに限りが生じる方向にある。
年末セールと重なっているので、ナビ、ETC付きであれば25万円以上の大幅値引きがゲットできる状況にある。現時点では特別仕様車の「ハイウェイスター XVセレクション」を中心に堅調に売れている。こうした動きは姉妹車である三菱自動車のeKスペースも同様である。
次期型は2019年3月28日に一新した新型デイズと同様にプラットフォーム、エンジン、トランスミッション、駆動系、足回りを新開発した全面刷新の次世代モデルに仕立てられる。両側スライドドアを採用した背の高いスーパースペースワゴンレイアウトである。
ハイトワゴンのデイズよりもマーケット規模の大きい主軸モデルであるから、開発にあたってはより力の入った作り込みを行っているはずである。
新型デイズルークスは大幅刷新で最量販車へ虎視眈々
エクステリアの直線と曲面を融合させたボディシェルは、基本的にはキープコンセプトで世代交代する。上級&スポーティバージョンのハイウェイスターと標準タイプのフロントマスクを中心としたコンセプト分けはより明確となる。
ボディサイズの全長3395mm、全幅1475mm、全高1775mmは引き継ぐ。ホイールベースはデイズ同様に55mm延長することで室内の居住空間の拡大、使い勝手、走行安定性の向上を図る。
パワーユニットは、モーターアシストのマイルドハイブリッド、「ハイウェイスター」はノーマルとターボユニットも搭載。2WD、4WD、CVTとの組み合わせとなる。
グレードの「S」、「X」、「ボレロ」のラインアップはデイズと同じ。特別仕様車の「XVセレクション」は装備を標準グレードに組み込み、一旦廃止する。
ハイウェイスターには、デイズ同様に自動運転支援装置の「プロパイロット」をメーカーオプションで設定する。
安全対策は最新のデバイスをさらに進化させてパッケージ設定する。車両本体価格は装備の充実、クオリティアップ、安全対策強化などによるコストアップで5万円程度の値上げになる。
これによって先行して一新した現行デイズと合わせて月販1万5000台以上を売り、軽自動車ランキングの上位浮上を目指す方針である。ハイトワゴンのデイズとデイズルークスとは4対6でデイズルークスの方が販売台数が多いから、より強力な拡販攻勢がかけられる状況になるはずである。
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