【270馬力のヤリスGR-4 カローラGRスポーツ発売】トヨタGR怒涛の新車攻勢!!

カローラスポーツ GRスポーツは2020年夏日本発売

カローラスポーツに設定されるGRスポーツは2020年夏頃に日本発売となる見込み
カローラスポーツに設定されるGRスポーツは2020年夏頃に日本発売となる見込み

 さて、今後、どのようなGRの新規モデルが発売されるのだろうか? まずは、カローラスポーツのGRスポーツだ。2020年1月から欧州で発売され、日本では2020年夏頃に発売される見込み。同じ時期にマイナーチェンジ後のプリウスをベースにしたプリウスGRスポーツが設定されるという情報も入ってきている。

 カローラスポーツGRスポーツのフロントマスクは、「ファンクショナル・マトリクスグリル」は採用されておらず、ダーククローム仕上げの専用フロントグリル、専用ロアスカート、専用18インチのアルミホイール、サイドロッカーパネル、ディフューザー、ツインテールパイプなどを装備し、スポーツハッチに仕立てられている。

 インテリアはGRスポーツ専用の黒と赤のステッチが配され、ブラック&グレーのファブリックのスポーツシートを採用したほか、オプションでフルレザーが用意される。

 欧州仕様のカローラGRスポーツのパワートレーンは、1.8Lハイブリッドと、2Lのハイブリッドが設定されるが、日本仕様はノーマルのカローラスポーツハイブリッドと同じ1.8Lハイブリッドがラインナップされるだろう。

こちらはタイで発表された新型カローラアルティスのGRスポーツ。アグレッシブなフロントマスクがカッコいい。これが日本で販売されるカローラセダン&ツーリングのGRスポーツの顔になる可能性が高い
こちらはタイで発表された新型カローラアルティスのGRスポーツ。アグレッシブなフロントマスクがカッコいい。これが日本で販売されるカローラセダン&ツーリングのGRスポーツの顔になる可能性が高い

ヤリスGR-4はどうなる?

2020年2月に正式発表される新型ヤリス
2020年2月に正式発表される新型ヤリス
ティザー動画に写っていたヤリスGR-4のフロントの一部分
ティザー動画に写っていたヤリスGR-4のフロントの一部分
ティザー動画に写っていたリア、サイドの一部分
ティザー動画に写っていたリア、サイドの一部分

 ヤリスGR-4は、2019年11月17日のラリーオーストラリアでプロトタイプが発表される予定だったが、森林火災の影響でラリー自体の開催が中止になったことからヤリスGR-4の発表も中止になった。

 その後、トヨタは2019年12月4日に公式You TubeでヤリスGR-4のティザー画像をアップした。

 この映像を見て疑問に思った人は多いハズだ。そう、2020年2月に発売される新型ヤリスは、欧州仕様も含めて全車5ドアボディになる。

 ところが公開されたヤリスGR-4は3ドアで、ノーマルのヤリスとは別モノのワイドボディだ。ホイールベースの短縮や補強などもされるからGR-4専用開発と考えていい。

 注目は搭載されるエンジン。現在のヤリスWRカーは4気筒エンジンだが、ヤリスGR-4は専用開発の1.6L、直3ターボエンジン。そのスペックは270ps/350Nmになると予想されている。

 駆動方式はもちろん4WDで、ターマックだけでなく、グラベルでの旋回性能を高いレベルまで上げるためにヤリス専用に開発されたものだ。

  ヤリスGR-4は、2020年1月10日から開催されるオートサロンで公式発表される可能性が高い。価格の発表は2月以降になる見込みだが、同時に事前予約が開始される。

 ただ従来のGRMNと異なり、限定車ではないという情報が入ってきており、納車が始まるのは2019年8月以降になるとのこと。気になる価格は350万~370万円と予想。

 またベース車には現行ヴィッツ同様、GRスポーツとGRが設定されるが、こちらは1.5LのNAエンジンを搭載する。

クラウンGRMNはどうなった?

開発が一時的に凍結されてしまったクラウンGRMN(ベストカー予想CG)。その走りの性能は高そうなだけに非常に残念!!
開発が一時的に凍結されてしまったクラウンGRMN(ベストカー予想CG)。その走りの性能は高そうなだけに非常に残念!!

 注目を集めていたクラウンGRMNだが、中断、凍結……、表現はいろいろとあるのだが、完全に中止となったということではなく、当面は開発をストップし、具体的な投入計画は白紙に戻す、ということになったらしい。

 開発の現場では非常に前向きに進められ、実際、現行型クラウンの開発過程ではGRMNを念頭においた企画が進行していた。

 しかし、新型に切り替わって1年を過ぎたクラウンだが、トヨタ上層部の判断としては販売的に”厳しい”と見ているようなのだ。

 基準車が必ずしも大ヒットとはいえない状況のなか、あえてスポーツ性能を高めたGRMNモデルを投入しても販売的に苦戦を強いられると見て投入を見合わせるという。

 クラウンGRMNは基準車にはない422ps/61.2kgmを発揮する3.5L、V6ツインターボエンジンを搭載。

 さらに高めたシャシーチューニング、ボディ剛性アップなどにより、ベンツのAMGモデルやBMWのM5のような本格的Dセグメントスポーツサルーンを目指したモデル。

 クラウンの持つ基本プラットフォームのポテンシャルの高さをベースにすれば、ハイレベルのスポーツサルーンが完成することは間違いない。

 ただ、価格的には1000万円をオーバーすることになり、レクサスモデルとの価格バランス、また欧州スポーティサルーンとの価格面での競争力などを考えると「難しい」との判断になった模様。

 ただし、完全に開発を中止したのではなく、現段階では中断とのことなので、再開に期待をしたい。マークGRMNは完売するなど引き合いがあるのも事実で、クラウンでも実現される可能性はある。

 また、こちらもかねてから情報のあるC-HR GRMNは開発は続行されているという。こちらもニュル仕込みでそもそものポテンシャルが高いシャシーも特徴。

 価格についてもクラウンのような超高価とはならず、頑張れば手の届く1台になりそうだ。

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