日産ひさびさの完全ニューモデルか? トゥインゴベースという小型車に胸が高鳴る件!!

日産ひさびさの完全ニューモデルか? トゥインゴベースという小型車に胸が高鳴る件!!

 3月末の説明会で「日産版トゥインゴを作る」と発表した日産。しかし現行のラインナップを見る限り、日産にマーチより小さいクルマは存在しない。ということはこのクルマ、日産ひさびさの「まっさらのニューモデル」となるんじゃないの!?

文:ベストカーWeb編集部/写真:日産、ルノー

英国日産のホームページにはすでに次期マーチ(マイクラ)の予告写真が載っている
【画像ギャラリー】日産車のベースとなる新型トゥインゴのキュートさをじっくり見てよ!!(14枚)画像ギャラリー

今の日産にはマーチより小さいクルマはない

英国日産のホームページにはすでに次期マーチ(マイクラ)の予告写真が載っている
英国日産のホームページにはすでに次期マーチ(マイクラ)の予告写真が載っている

 3月9日にルノーとの新しい戦略プロジェクトを発表した日産。その内容の一つに「トゥインゴをベースとした日産モデルの開発と生産をルノーグループに委託する」という項目があった。

 ここでいうトゥインゴとは、ルノーが開発中のAセグEV「トゥインゴ E-techエレクトリック」を指す。ルノーはこのクルマを2026年、2万ユーロ(約320万円)以下で発売するというのだが、日産はそのプラットフォームに独自デザインのボディを被せ、兄弟車として販売するようだ。

 しかしここで疑問が生まれる。現在、日産のラインナップには、マーチより小さいAセグメントのクルマは存在しない。2024年3月に公開された経営説明会のティザー動画にも、同種のクルマは見当たらない。

 ということはそのトゥインゴ兄弟車は、日産久々の「まっさらなニューモデル」となるではなかろうか。

 確かにそれを匂わせる「気配」はある。鍵になるのはマーチだ。

 ご存知の通り、次期マーチはルノーの5(サンク)E-techエレクトリックをベースに作られるEVになる。ところがその5のボディサイズを見てみると、全長3.92m、全幅1.77m、全高1.5mもある。2022年まで売られていたK13型マーチのサイズ(全長3.78×全幅1.67×全幅1.5m)に比べて、明らかに大きいのだ。

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マーチを一回り大きくして新たにAセグ車を作る

ルノーが2026年に発表するというトゥインゴE-techエレクトリック。こいつの日産版が出るというなら期待できる
ルノーが2026年に発表するというトゥインゴE-techエレクトリック。こいつの日産版が出るというなら期待できる

 しかしここで出てくるのが、欧州版マーチの存在。実は日本でK13型マーチを売っていた2017年に、欧州ではK14型マーチがデビューしているのだ。そのK14型のサイズこそが全長4m、全幅1.74m、全高1.45m。あらら、ルノー5のサイズと似てるじゃないの!

 つまりこういうことだ。欧州の日産は10年近く前からマーチのサイズをノートに寄せて大きくし、その下に新たなモデルを投入する素地を作っていた。その新たなモデルこそが、今度のトゥインゴ兄弟車になるわけだ。

 新型トゥインゴのサイズは今のところ非公開だが、海外メディアなどは全長3.75m、全幅1.73m、全高1.47mなどと報じている。5と同じプラットフォームを使うため日本の5ナンバーにはならないが、それでも扱いやすいサイズに収まることは間違いない。

 加えてトゥインゴは、2万ユーロ以下という低価格を実現するため、開発拠点を中国に置くことも噂されている。車台を共通する日産版トゥインゴも当然、リーズナブルな価格を実現してくることは間違いない。

 この日産版トゥインゴ、今のところ日本導入の可能性は不明だが、手頃な価格で愛くるしいEVは日本市場でも必ず需要があるはず。日本の道を走ることをぜひとも期待したい。

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