2020年は人気車種の新型からブランニューモデルに至るまで、総勢20台以上の新型モデルが登場する新車の「当たり年」に! 1月から12月まで各月に発売されるニューモデルは?
2020年は、すでに発表されているとおり、ホンダの新型フィットやトヨタの新型ヤリスに加えて、小型SUVの日産 キックスなど、例年以上に多彩なニューモデルがデビューを控える。
本稿では、流通ジャーナリストの遠藤徹氏が、足で稼いだ最新生情報をもとに、登場する新車情報と発売時期を一挙に解説。
追加モデルなどを含めると、総勢20台以上の国産新車が、絶え間なく登場する勢いとなっている!!
文:遠藤徹
写真:編集部、TOYOTA、HONDA、DAIHATSU
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2月にヤリスとフィットが同時発売! 新型ノートも加わり三つ巴の戦いに
2020年の新車スクープカレンダーは次世代コンパクトハッチを筆頭にSUV、電気自動車、スポーツバージョン、軽自動車などに集中している傾向がある。
国内新車マーケットは業界筋によると、グローバル景気の後退や消費税引き上げの影響で3%程度のマイナス成長を予測する向きが強い。
ただ、投入する新型車の出来如何では2019年実績並みか場合によっては若干のプラス転化の可能性もある。
注目どころの傾向を追って見ると、まず次世代コンパクトハッチは、2月中旬にヴィッツの後継モデルであるトヨタ「ヤリス」とホンダ 新型「フィット」がほぼ同時期にデビューする。
すでに2019年11月上旬にヤリス、12月中旬に新型フィットが相次いで先行予約をスタートさせた。両モデルとも絶好調の滑り出しを見せており、月販1万5000台規模の登録台数を確保し、納期は3ヶ月待ちの4月以降となっている。
ついで、秋口にはもうひとつの雄である日産「ノート」も世代交代する見込みであり、以降、三つ巴の戦いが展開されるのは必至の情勢である。
SUVは5月の新型ハリアーからキックスなど大中小の新車が待機!
SUVはトヨタの「Tjクルーザー」はじめ「ハリアー」、「RAV4 PHV」、「ランドクルーザー」、日産「キックス」など、引き続き豊富なラインアップが出番を待っている。
日産 キックスは、従来のジュークに代わる新型コンパクトSUVだ。新たに開発した1.2リッターe-POWERの搭載で同分野でのトップセラー争いに加わるはずである。
同じく日産のエクストレイルは2020年か2021年初めの一新なのか両情報が流れているが、年初に最終の改良が行われるので、その1年後の世代交代の方が濃厚と思われる。
プラグインハイブリッドはRAV4とアウトランダーが投入される。航続距離の延長などの改良で、マーケットの拡大に勢いがつくことが予想される。
下半期はついにホンダeが日本発売! EV&スポーツ車も見所満載
電気自動車はこれまでの日産 リーフ、三菱 i-MiEVに続いて、トヨタの超小型EVはじめ、「ホンダe」、日産の新型軽EV、そしてマツダ「MX-30」などが続々と登場する。
充電後の航続距離は100~250kmと日産 リーフに比べると物足りない気もするが、相乗効果でマーケットが急速に拡大する期待もある。超小型からミディアムクラス、ハッチバック、SUVなどラインナップもバラエティに富んでいる。車両本体価格は250~400万円の範囲で設定されそうである。
これにトヨタが燃料電池車「MIRAI」をフルモデルチェンジする。
スポーツバージョンはプリウス「GR」、カローラスポーツ「GRスポーツ」、ヤリス「GRスポーツ」、インプレッサ「STIスポーツ」などカスタマイズモデルを中心に豊富なラインナップとなっている。トヨタのGRスポーツシリーズが圧倒的に多い。
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