軽はデイズルークスからタフトまで新車攻勢続く!!
軽自動車は2月中旬の日産「デイズルークス」を初め同日、三菱「eKスペース」、ダイハツ「タフト」、同「ムーヴ」、ホンダ「N-ONE」、スズキ「アルト」の6車種ものラッシュである。
これに2019年12月24日にスズキが発表した新型ハスラーが1月20日に発表になるので、これを含めると7車種にも達する。
こうしたことから2020年の登録車は2019年実績を下回りそうだが、軽自動車はプラスで200万台ラインを突破する見通しである。
最もビッグなマーケットはスーパースペースワゴンで、ダイハツ タントが2019年7月にフルモデルチェンジし、11月にはホンダ N-BOXを抜いてトップセラーモデルとなった。
これに対してN-BOXは10月上旬にマイナーチェンジし、反撃を開始しつつある。
第3勢力の日産 デイズルークス&三菱 eKスペースは、2019年3月にフルモデルチェンジしたデイズ、eKワゴン同様にプラットフォーム&エンジンなど基本コンポーネントを一新して同クラス最大の居住スペースの拡大や使い勝手向上を目指して開発を進めているので、どこまでシェア拡大が図れるかが注目である。
デイズルークスは「デイズ」を外し、「新型ルークス」として分離独立するとの情報もある。上級&スポーツバージョンである「ハイウェイスター」とのコンセプト分けも明確にすることで、シリーズ全体のラインアップを充実強化する構えだ。
eKスペースにはeKワゴン同様にSUVテイストの「eKスペースクロス」を設定することで、ルークスとのコンセプト分けを明確にする。
SUVではダイハツの新型車「タフト」が、ライバルのスズキ 新型ハスラーをどこまで追い上げられるかが興味深い。新型タントと同様に新開発プラットフォーム&エンジン、足回りなどの全面刷新でSUVテイストを強調した仕立てとなる。
従来の「キャスト・アクティバ&スポーツ」には、トヨタブランドの姉妹車「ピクシスジョイ」が設定されていたので、タフトのピクシスバージョンも同時にラインアップし、援護射撃態勢を取るはずである。
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この他スバルは主軸モデルの「レヴォーグ」を世代交代し、新開発のパワーユニットを搭載することで、商品ラインアップを強化する。
■2020年 新車発売カレンダー(遠藤徹氏調べ)
【2月】
・ホンダ 新型フィット
・トヨタ 新型ヤリス
・三菱 新型eKスペース/日産 デイズルークス
【4月】
・ダイハツ 新型タフト
・日産 キックス
【5月】
・トヨタ Tjクルーザー
・トヨタ 新型ハリアー
【6月】
・トヨタ カローラスポーツ「GRスポーツ」
【7月】
・トヨタ 新型ランドクルーザー
・トヨタ 新型MIRAI
【8月】
・トヨタ 新型ヤリス「GRスポーツ」
・トヨタ RAV4 PHV
・ダイハツ 新型ムーヴ
【9月】
・日産 新型ノート
・スバル 新型レヴォーグ
【10月】
・ホンダe
・三菱 新型アウトランダー
【11月】
・ホンダ 新型N-ONE
【12月】
・日産 新型軽EV
・トヨタ 超小型EV
・スズキ 新型アルト
※本稿の新車発売予想スケジュールは、著者である遠藤徹氏が新車ディーラーを回って得た取材結果をもとに作成した予想であり、実際の発表スケジュールとは前後する可能性があります
(当サイトでは、登場予定新型車に関しては引き続き鋭意取材し、最新の情報が入り次第、情報をアップデートしてまいります)
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