トヨタが新型コンパクトSUV「ヤリスクロスオーバー」を、2020年3月3日に『ジュネーブモーターショー』で世界初公開するはずだったのだが、新型コロナ禍の影響で延期になりその姿はいまだ不明だ。
そんななか、2020年秋~2021年春に登場とされる新型クロスオーバーの最新情報を、BCスクープ班が入手した!
販売好調の新型ヤリスのクロスオーバーということで、注目している人は多いだろう。今回は、スクープ班が入手したエクステリアデザインについて、詳細情報をすべてお伝えしたい。
※本稿は2020年3月のものです
写真/ベストカー編集部、TOYOTA
CGイラスト/ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年4月26日号
【画像ギャラリー】新型ヤリスとその派生車となる「新型ヤリスクロスオーバー」を比較する!
■プラットフォームはヤリスと共通だがボディサイズはひと回り拡大
肝いりで登場した新型車ヤリス。新開発コンパクトカー用TNGAプラットフォームは評価も高く、また、新開発された直3、1.5Lエンジンによるパワートレーンも低燃費と高いドライバビリティを両立しており、とても高い評価を得ていることはご承知のとおりだ。
ヤリスの弱点を挙げるなら、ちょっと後席が狭いという点。しかしトヨタ関係者は「割り切ったためです。当然、新開発プラットフォームの幅広い車種展開を見据えた戦略のうえで、ヤリスはあえてあのサイズとしました」と言う。
実際、2020年3月上旬に開催予定だったジュネーブショーにはヤリスより大きいBセグメントSUVを発表すると公表していたが、ショーの中止に伴い、モデル公開が見送られた。
このBセグSUVこそが2020年秋~2021年春にデビューが計画されているヤリスクロスオーバーだ。
BCスクープ班がつかんだ情報では、ボディサイズは全長4170mm、全幅1765mm、全高1555mm、ホイールベース2560mmというもの。ヤリスよりも全長が230mmも長くなるとともにワイド化されることで後席スペース、荷室サイズが大幅に拡大される。
ホイールベースはヤリスよりも10mm長いが、これはSUVとしてサスストロークを大きく取ることでホイールトラベルの余裕を取って伸びたぶん。フロアそのものが延長されるわけではない。
ティザーではリアハッチゲート部のみが明らかにされていたが、BCスクープ班はエクステリアの全貌をつかんだ。こちらのCGが最終デザインだ。
搭載されるパワートレーンはヤリスと同じ1.5Lハイブリッドと1.5Lガソリンエンジンの2タイプで、1Lの搭載はない。
デビューは2020年秋~2021年春の計画。クロカンテイストのロッキー/ライズと比べて、ずいぶんとスタイリッシュで都会派だ。
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