注目の価格は200万円台前半から! 次期ヴェゼルの動向も注視
車両本体価格は200万~300万円あたりの設定となりそう。C-HRは236万7000~309万5000円、ヴェゼルは211万3426~298万186円だから、どちらかというとヴェゼルに近い設定といえる。
ただ、ヴェゼルは2020年初めにフルモデルチェンジし、1.5Lハイブリッドを2モーターに切り替えるので、これより20万円以上も値上げする。これを考慮すれば、もう少し高めの設定になるかもしれない。
月販規模は5000台以上を目指すはず。「ヤリス」のブランドを冠するので同シリーズにカウントされる。この分が加わるとヤリスシリーズトータルでは月販2万台を突破することになり、ライバルのフィットを大きく引き離してしまうに違いない。
トヨタにとって、欧米でのフォルクスワーゲンあたりとの激戦という、もうひとつの戦いもあるので、ヤリスクロスオーバーがどうしても必要との考え方があるともいえるだろう。
現行ヤリスの発売後1年経過し、需要鎮静化のタイミングに合わせてデビューさせる見通しである。
【証言1:首都圏ネッツ店営業担当者】
ヤリスクロスオーバーは、ヤリスが安定的に銘柄別販売台数のトップセラーを確保するのに必要な戦略モデルといえる。ただ、こちらがなくても5月からトヨタの全系列店併売に拡大されるので、ライバルであるフィットには楽に勝てるだろう。
ネッツ店にとってはヤリスクロスオーバーが加わること自体は助かるが、他系列店との同じ車種でのもう一つの仲間同士の戦いがあるから、生き残り戦はかえって激化するのを覚悟しなければならない。
ヤリス同様に最初から値引きが15万円以上に拡大する可能性がある。
【証言2:首都圏トヨタ店】
新型ヤリスはこの5月からトヨタ全系列店で販売されるが、4月上旬から見積もりが取れるようになっている。
ヤリスクロスオーバーも近い将来追加設定されるようだが、今年のニューモデル投入計画に入っていない。ヤリスの発売後1年後あたりと予想している。
6月には新型ハリアー、RAV4 PHVも発売され、ますます扱い車が増えるので、しばらくの間新型車は必要ない状況にある。
今後はトヨタ全系列店の全車併売がスタートするのでトヨタ車同士の競争が激化する。生き残りを目指して頑張らなければならないので、そちらの方が心配になっている。
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