隠れた人気車「タンク」が廃止! トヨタは兄弟車のリストラをどこまで進めるのか?


エスクァイアが廃止され、ノア/ヴォクシーの2兄弟に

左からノア、ヴォクシー、エスクァイア3兄弟の現行モデル

 各兄弟車の動向を販売店筋に最近流れている情報からズバリ予想すると、まずノア/ヴォクシー/エスクァイアは2021年5月頃にフルモデルチェンジする見込み。

 このうちエスクァイアが廃止になり、ノア/ヴォクシーの2兄弟に集約される可能性が強い。

 実は2020年4月27日に一部改良した時点ではノアに1本化すると思われた。というのは今回の改良でノアは全グレードを継続し、ヴォクシーは3ナンバーのエアロバージョンのみとし、5ナンバーの標準ボディ仕様を廃止、エスクァイアは上級グレードだけに絞ったラインアップに再編したからである。

 ところがその後、最近までの販売推移を見ると、3兄弟のなかではヴォクシーがダントツの売れ行きで毎月の販売台数が多く、ノア、エスクァイアを1000台以上も引き離す推移となっている。

 こうしたことから次期型ではヴォクシーを継続させて、2兄弟での世代交代に変更したものと思われる。

 売れ行きが好調であれば、下取りに出す時のリセールバリューが高くなるのでフルモデルチェンジ時に名称を残したほうが販売政策上優位との思惑が働くからだ。

 次期型ではヴォクシーを3ナンバーサイズの上級スポーツバージョン、ノアをファミリーユース向けの5ナンバーボディに仕立てたコンセプト分けをすれば、両立が可能になるといった考え方である。

 プラットフォームは新開発の「TNGA」を採用。搭載するパワーユニットは2LガソリンNAと従来の1.8Lハイブリッドを2Lに排気量を拡大し、より高次元での低燃費&高性能の両立を図る方針のようである。

2021年5月頃に登場する新型ノアの予想CGイラスト(ベストカーが製作したもの)

ヴェルファイアを廃止しアルファードに1本化

現行アルファード
2022年初頭に廃止される予定のヴェルファイア

 アルファード/ヴェルファイアは2022年初頭の世代交代が有力である。この時点でアルファードに1本化されるはずだ。

 2019年12月19日のマイナーチェンジでアルファードを押し出しのある個性的なフロントマスクを採用、対するヴェルファイアは比較的大人しいの顔立ちにしたことで売れ行きが逆転し、毎月の平均販売台数はアルファードが6500台、ヴェルファイアは4500台程度と2000台以上も差がついてしまった。

 これによって両者の勝負に完全に決着がつき、アルファードが残り、ヴェルファイアの消滅が濃厚になっている。

 次期型ではFFの2.5Lにもハイブリッドが設定され、同クラスでは圧倒的なトップシェア確保を目指すことになる状況が予想される。

次ページは : プレミオ/アリオン、ポルテ/スペイドの行方