新型フィットRS 8月8日から先行予約開始! 意外に安い! 価格は195万9100円から

■フィットRSはガソリン車、e:HEVに用意され、2WDのみ、MTの設定はなし

フィットRS。1.5LのガソリンNAと1.5Lハイブリッドのe:HEVのラインナップ。残念ながらMTの設定はなし
フィットRS。1.5LのガソリンNAと1.5Lハイブリッドのe:HEVのラインナップ。残念ながらMTの設定はなし

 さて、本題のフィットRSに入ろう。エクステリアは、ブラックのハニカムグリルをはじめ、レッドのRSグリルが付く大開口のフロントロアグリル、エアロデザインの6J×16インチのアルミホイール+185/55R16サイズのヨコハマ・ブルーアースGT、サイドシルガーニッシュ、専用リアバンパー、大型テールゲートスポイラーなどが装備され、いかにもRSらしいスポーティな雰囲気を醸し出している。

 RSのパワートレインのスペックについては、1.5Lのガソリン、1.5L+HVのe:HEVいずれも営業マンにも伝えられておらず“後日公開”になるとのこと。

 インテリアはRS専用のステッチ入り3本スポークステアリングをはじめ、プライムスムースのシートや内張りが装備され、高級感とスポーティさを兼ね備えた印象。e:HEV RSには、ドライブモードスイッチ(NORMAL/ECON/SPORT)と減速セレクターが備わる。

e:HEV RSに装備される減速セレクターとドライブモードスイッチ。ガソリン車のRSにはパドルシフトは装備されない
e:HEV RSに装備される減速セレクターとドライブモードスイッチ。ガソリン車のRSにはパドルシフトは装備されない

■いつまでの乗り続けたい「爽快な乗り味」

 注目は専用設計のRSの足回り。標準車に比べ、スプリングレートやダンパーの圧縮/伸び、スタビライザーが大幅に強化されている。RSの装着タイヤについても、標準のe:HEVのヨコハマ製ブルーアースA、185/55R16に対し、e:HEV RSはサイズは同じながらヨコハマ製ブルーアースGTと、性能に合わせたスポーティタイヤが装着されている。

 RSのサスペンションは、クルマの操作との挙動が心地よくつながる、操る楽しさを体感できるように「前後ロール合成配分の見直し」、「操舵量に応じたロール姿勢の見直し」「荒れた路面の車体の収まりのよさ」を実現するため、バネレート、ダンパー、スタビライザーブッシュおよびタイヤをRS専用として開発。

 いつまでも運転したくなる「爽快な乗り味」を実現したという。まさにフィットRSの由来、「ロードセーリング」に相応しいクルマに仕上がっているといえるだろう。

 e:HEVについては、開発者自らが2時間耐久レース「JOY耐」に出場し、開発を進めたという。進化したe:HEVのパフォーマンスをドライバーが気持ちよく体感できるよう、JOY耐仕様車で構築した制御ロジックをもとに、RS専用サスペンションに合わせたアクセルレスポンスをノーマルモードに最適化。

 新採用のSPORTモードでは、リニアシフトコントロール制御を最大6300rpmまで使用してエンジン回転数の上昇速度を上げ、変速ポイントを高くすることで加速感を向上させるとともに、心地よいリアルなサウンドを感じるための最適化を図り、カーブの続くワインディングなどで走る楽しさを最大限に引き出せるようにセッティングしたという。

 RSのボディカラーは新色のスレートグレーパール(有料色3万3000円)のほか、プラチナホワイトパール(有料色3万3000円)、プレミアムサンライトホワイトパール(有料色5万5000円)、メテオロイドグレーメタリック(有料色3万3000円)、クリスタルブラックパール、プレミアムクリスタルレッドメタリック(有料色5万5000円)の6色。

 価格は、RSのガソリン車が、標準仕様(ナビ装着スペシャルパッケージforHonda CONNECT)=195万9100円、Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0装着車が215万7100円。e:HEVは、標準仕様(ナビ装着スペシャルパッケージforHonda CONNECT)=234万6300円、Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0装着車が254万4300円。CROSSTAR(ガソリン車は207万2400円、e:HEVは242万2200円)やLUXE(ガソリン車は214万9400円、e:HEVは249万9200円)より、安めに設定されているのが嬉しい。

 RSの発表・発売日は、e:HEVはほかのモデルと同じ10月6日発表、10月7日発売だが、ガソリン車のRSだけは認証の取得タイミングが遅れる影響で10月中旬~11月上旬になるようだ。納期は8月8日に先行予約が開始された時点で注文すると年内には間に合うというが、定かではない。いずれにしても欲しい人は、ホンダディーラーに早めに訪れたほうがいいだろう。

※本記事は確定した情報ではなく、発表・発売前の情報であるため、内容および発表・発売日、納期などの情報、地域、時期によって変動する可能性もありますのでご了承ください。

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