■トヨタ ハリアーも全車オーダーストップに
トヨタはこれまでハリアーの受注については、ハイブリッドの最上級グレード「Z」を除いて注文を受け付けていましたが、全シリーズでのオーダーストップに踏み切りました。
受注残が2万台以上に達し、次のマイナーチェンジ時期まで納車ができないためです。今後2年間はこれまでのバックオーダー分を生産&納車する見通しです。
これによってトヨタブランドの量販モデルでオーダーストップするモデルは、ランドクルーザー300、ランドクルーザープラド、カローラクロス、RAV4、ハリアーの5車種となりました。
■トヨタ クラウンクロスオーバーの納期は2023年10月
トヨタが2022年7月に発表し、9月から発売している新型クラウンクロスオーバーは好調な受注台数を推移しており、この12月上旬現在の納期は2023年10月と大幅な納車遅れになる予定です。
販売会社は、受注が好調なのはいいが納車が遅れると成約者からの支払いも遅れてしまうので、頭を抱えています。
また、これまでクラウンは基本的にトヨタ店の専売でしたが、新型の販売は全店に拡大し、各店舗とも展示車や試乗車を用意しています。これらに全国約1万台分が配置されていて、受注分の納車に回せる車両が少なくなっているという事情もあるようです。
■日産 新型セレナは受注の約7割がe-POWER車
日産は11月28日に新型セレナを発表し、12月中旬に2Lガソリン車、2023年3月に1.4L e-POWER車を発売します。先行予約の受付は、11月28日から2つのパワーユニット搭載車ともスタートさせています。
販売店によると、メインで売れているのはe-POWER車で、販売構成比はシリーズ全体の70%に達すると予想しています。
ただし、e-POWER車でも最上級グレードのルキシオンは479万8200円と価格が高すぎるため、まだ全体の10%程度にとどまっているようです。
■マツダがエクステンダー式ハイブリッドを2023年春投入
マツダはエンジンを発電に使い、モーターで駆動するハイブリッドシステムを、2023年春から実用化する方向で開発を進めています。最初はマツダ2などのコンパクトクラスから市販に踏み切る方針のようです。
エンジンを発電に使うレンジエクステンダー式ハイブリッドは、日産のe-POWERやダイハツのロッキー(&トヨタライズ)はいずれも1.2Lガソリンエンジンを最初に組み合わせましたが、マツダはガソリンエンジンのほか、ディーゼルエンジンやロータリーエンジンなども発電用ユニットとしてチョイスする可能性があります。
■ダイハツとトヨタなどの姉妹車の納期に格差
ダイハツのルーミーとロッキーはトヨタなどにOEM供給している姉妹車がありますが、このダイハツブランド車とOEM車とで、納期に格差が生じています。
いずれもダイハツが生産しているので、納期はどのブランドでも同じになりそうですが、ほとんどの場合、トヨタブランド車のほうが3~6カ月納車が遅れる傾向にあります。
トヨタは受注してから生産する方式で在庫を持たないようにしていて、これをOEM車にも採用しているため、その分納期がかかるようです。
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