■リアサスは「リーフ」でSUVとは一線を画す硬派さ
ここからは初出情報。リアサスがコイルサスになるという話題もあったが、現時点で入手している情報ではリアはリーフサスで変更はなさそうだ。
今回の再再販については法規的に2014年再販のナナマルのマイナーチェンジとして登録される説が濃厚で、サスペンションが変わってしまうと型式認証などにも問題が出てくるという。
トヨタもランクル300はもとより、新型プラドも控えており、SUVというよりはしっかりとした硬派なクロカン4WDとしての役割をナナマルに持たせるのは必然であろう。
ただ2014年の再販では「いくらなんでも硬い」という声もあったそうで、そのあたりは少しマイルドに仕立て直す可能性もある。だが、リアサスペンションはコイルではなくリーフが現状の最新情報。フロントはコイルだ。
■ナナマルは「絶対に満足してはいけない」クルマだ
2014年の再販時にランクル70の主査を務め、ランクルプラドとナナマルを管轄する小鑓貞嘉(こやり・さだよし)さんはトヨタイムズの2021年取材でこう答えている。
「40シリーズも70シリーズもそうですが、古いモデルですが年々信頼性は高まっていく。70シリーズはデビューから37年になりますが、その間ずっと“カイゼン”を重ねてきましたから。その信頼性は5年や10年では決して得られません。
変な話、すべてのランドクルーザーのお客様が、自分のクルマに満足されているわけではないですよ(苦笑)。ただ最後に口をそろえて、これ以上のクルマがないからとおっしゃってくださるお客様がおられる。
だから僕が満足してしまったら、お客様に安全に安心して乗ってもらえない。ランクルを開発していて、常にそういう緊張感をもっています」。
ランクル70はトヨタにとっても非常に大事なプロダクトだ。世界中、ありとあらゆる場面で想定以上の負荷をかけられ、そして必ず生還することを命じられる。それでこそナナマルであり、きっと再再販のナナマルも日本の本格ユーザーを満足させられる完成度だろう。
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