【スープラ、MAZDA3、eKクロス】大人気確定の春の新車勢 最速売れ行きレポート!!


この3月末から5月にかけて、注目の新型車が用意されている。

それぞれ正式発表前に全国のディーラーでは事前予約受注が開始されており、直接ディーラーに出向けば、販売店営業マン用の資料をもとに、車両価格の案内や簡単なスペック情報を教えてくれる。

本稿では毎日新車ディーラーに通って「生」の新型車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏に、この春の注目新型車3モデルについて、それぞれの販売ディーラーに取材してきてもらった。

なんとすでに今期分完売の人気モデルもあるという。

文:遠藤徹


■トヨタ新型スープラ 5月17日発表

17年ぶりの日本市場復活となるスープラ。新型はBMWとの共同開発となる。思ったよりも価格が抑えめで一安心

トヨタが5月17日に発表発売する「新型スープラ」は、絶好調の売れ行きを見せている。

3月上旬に全国の全系列ディーラーで予約を受付開始したが、3月下旬現在で、3Lターボを搭載する最上級グレード「RZ」は2020年5月末までの割り当て生産分を受注し、申し込みをストップしている。

あとの2Lターボの「SZ-R」、「SZ」も間もなく受注を終了する見込みである。

今回モデルのグレード構成と車両本体価格は以下のとおり。

・「RZ」690万円
・「SZ-R」590万円
・「SZ」490万円

パワーユニットはRZが3L直列6気筒ツインスクロールターボ、SG-RとSZが直列4気筒2Lツインスクロールターボを搭載。

いずれもフル装備でRZが19インチ、SZ-Rが18インチ、SZが17インチの各タイヤを履く。

全車2人乗りのスポーツクーペレイアウトを採用。BMWとの共同開発でプラットフォームを共用し、生産はBMWオーストリアのマグナッシュタイアー工場が担当。輸入モデルであるから、定期的に入荷せず受注台数がある程度まとまった段階で組み立てる。今回ぶんはトータルだと500台規模で各販社に割り当てられていると思われる。

従来モデルはカローラ店の専売だったことから、同系列店の引き合いが最も多い。

「20代から50代までの幅広い層からの申し込みがある」(首都圏カローラ店)という。

初期受注では車両本体からの値引きはゼロだが約12万円分の用品サービスを行っている。予約金は30万円の前金を徴収している販社が多い。

「もともとの台数が少ないこともあるが、東京、名古屋、大阪に配車の割り当てが集中していて、地方では【この県内で2020年3月末までの納車可能台数は3台】なんていうところもあるそうです。いまや争奪戦ですよ」(某パーツメーカー)

各ディーラーに展示車が行き渡るのは早くても6月頃からの新型スープラ(と、写真右は先代スープラ)。この秋に開催予定の東京モーターショーでは大々的に展示されることになるだろう

■マツダ新型MAZDA3 4月12日発表

2019年最大の注目車といっていい新型MAZDA3(アクセラ後継車)。なんと3段階にわけて発売するという異例の措置

マツダ新型MAZDA3(アクセラの後継モデル)の日本仕様は4月12日に正式発表、5月24日から3回に分けて発売される予定。

5月24日は1.5Lガソリン、7月に1.8Lクリーンディーゼルと2Lガソリン、そして10月に新開発のSKYACTIV-X(2Lガソリン)の順の発売となっている。

全国のマツダディーラーでは3月7日から予約受付を開始しており、1.5&2Lガソリン、1.8Lディーゼルの申し込みのみ受付、見積書の作成が可能になっている。

SKYACTIV-Xの受付は9月頃からになる見通し。

セダンも5ドアハッチバックと同日発売で同価格。すっきりしたフォルムで、こちらも大変高評価

事前の受注動向はまだ傾向をつかめていないが、メーカーや傘下マツダ店が目論んでいるのはシリーズ全体の70%が5ドアハッチバック、30%がセダン。

エンジン別だと1.5Lが40%、1.8Lディーゼルが40%、2LガソリンとSKYACTIV-Xが10%ずつとなっている。

グレード別で見積書の作成件数が多いのは、どのエンジンも中間よりひとつ上で装備のいい「XDツーリングセレクション」となっている。

ただし、話題性は高いものの、現場では見積書作成、即正式契約の申込みまで至っていないケースが多く、「まだカタログや現物がないので、実際に発売になってから購入を決める」といったユーザーが多いためのようである。

1.8Lクリーンディーゼルのツーリングセレクションにナビ、ETC、ドライブレコーダー、コーティングなどを装備して見積書の作成を依頼したら、納期は8月となっていた。

車両本体値引きは、下取り車なしだと15万円程度から購入交渉のスタートが提示された。

現時点ではまだ売れ行きの好調、不調の判断をするのは難しいが、マツダにとっては期待の戦略モデルの位置づけとなっている。

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