トヨタが2023年6月6日、ル・マンが開催されるフランスのサルトサーキット内の「マニュファクチャラーズ・ヴィレッジ」でプリウスのコンセプトカーを出展した。ハイパーカーよろしくな補助灯などかなりかっこいいぞ!!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ
■ハイパーカーじゃなかった……ごめんなさい(汗)
ベストカーWebが2023年5月26日に公開した記事で「トヨタが市販ハイパーカーをチラ見せ!? 超ド級スペックで世界を席巻確実……GRの新たなスポーツの開発は進んでいたのか!!!」という記事を公開しました。
はい、まったくもって内容が合っておりませんでした!!! ハイパーカーじゃありませんでした。申し訳ございません……(けど情報はいろいろ入っております)。
今回サルテサーキットで発表されたコンセプトカーは「プリウス 24h ル・マン センテニアル GR エディション」。「センテニアル」とうのは「100年の」といいう意味なのでル・マン100周年をお祝いするコンセプトカーだ。
トヨタは2012年からハイブリッドモデルをル・マンに参戦させ、その技術力を磨くとともに、モータースポーツでのハイブリッドモデルの確固たる立ち位置を築いてきたのはご存知のとおり。
プレスリリースによればル・マンを主催するACO(アーセーオー/フランス西部自動車クラブ)への感謝を込めたモデルだという。ル・マンは技術開発の場としてガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、そして今後の水素など多くの先端技術を受け入れてきた。
実に懐の深い参戦規定を作り出してきたACOへの感謝を込めて、ハイブリッドのまさにパイオニアでもあるプリウスをカスタマイズしたコンセプトカーを展示したということになる。
■大型カナードにGR010ばりの補助灯がカッコイイ
今回のセンテニアルプリウスだが、一番目を引くのがバンパーに埋め込まれた片側4灯の補助ライトだ。これは明らかにル・マンに参戦するGR010のライトの意匠を取り入れたものだ。
ライトの性能がレースを左右することもあるル・マンだけに、補助ライトは高性能が求められる。実際問題、公道でこのライト位置は車検的にも厳しいものがあるが、そこはコンセプトカーだから突っ込むのは野暮だ!!
では非現実的なコンセプトカーどまりなのかといえばまったくそうではない。例えばバンパーやサイドスカート、ウィングなどは明日から「GRパーツだよ」と言っても違和感がないほど。
235/50R18のワイドタイヤやカーボンボンネットも現実味がある。カナードなどは法規対応が難しいかもしれないが、コンセプトカーとしての全体的な印象としては今後の製品化にもなにかしらの影響力を持っていそうな存在だ。
ひとつだけ注文をつけるなら、リアウィングはもう少しシュッとしたもののほうがプリウス全体のデザインが生きてくる気がする。
今回の「プリウス 24h ル・マン センテニアル GR エディション」はGRプリウスを示唆しているのか、それとも……? 今後も目が離せない!!
【画像ギャラリー】速報でプリウスコンセプトカー全貌をチェック!! やっぱりカスタマイズが似合うぜ(13枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方ベストカーさんに同意してハイパーカーだと信じ込んでいました!
まさかのプリウス!レーシングコンセプトなので実際に作ると1000万近いかもしれませんがGRヤリスをタイムで上回るらしいので本気度が違います。
しかしこれの雰囲気をエアロパーツ化したプリウスGRスポーツが出たら、その方が凄く売れる気がします
カタログモデルのGRグレード出るかな?
GRのE-Four出れば欲しいんだけどな