2023年6月15日、特許庁の意匠公報で気になる図がアップされた。それがスズキが出願した「ジムニー5ドア」の図面だ。すでにインド市場で発表されている5ドアのジムニーだが、どうにもこうにも日本仕様のような雰囲気が漂っていたぞ!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:特許庁 意匠公報、スズキ
■ドアミラーが日本仕様じゃぁぁ!!
意匠公報に突如としてジムニー5ドアが登録された。すでにインド市場で販売されているジムニー5ドアだが、なぜ今になって意匠登録がされているのかという謎が深まる。
しかしその謎はすぐに解けた。左サイドミラーの下に補助ミラーがついているのだ。これは日本の法規対応になるがインド仕様の5ドアジムニーには装着されていないパーツだ。
かつてはボンネットにキノコのようにそびえ立っていたり、カメラになったりといろいろと変遷を遂げてきたSUVの補助ミラー。まさかそれが日本仕様の根拠になる日がくるとはもう感激レベルだ。
サイドビューなどを見てみても特にインド仕様との差異は感じられないが、やはりフロント周りは3ドアモデルと共用になるのは間違いなさそう。まあそれでこそジムニーという感じだけれど……。
■結局5ドアはいつでるのよ?
そうなると気になるのがいつになったら5ドアジムニーの日本仕様が出るかということ。スズキは突如として新型車を発表するケースが多いのだが、スズキ関係者に確認すると「ジムニー、ジムニーシエラともに現行の3ドア車の納車をお待ちの方がいらっしゃる限りは日本導入の可能性はまずない」という答えが返ってくる。
日本導入の可能性はないわけではなく、3ドアでいまだに1年の納期がかかっている現状では5ドアを導入しても生産キャパをより圧迫してしまうこと、そして更なる納期遅延が発生することなど課題が山積しているはずだ。
ジムニー5ドアは非常に大きな期待をもたれるモデルではあるが、それゆえにスズキも慎重な姿勢を見せているように思える。早ければ2023年の東京モビリティショーでの出展はあるかもしれないが、発売はまだまだ先だろう。
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