「クーペ」と「ダブルデッキ」の2つのデザイン案が検討されていることが判明したトヨタのMR2後継ミッドシップスポーツ。さらに、GRMN専用で少量生産モデルになる可能性が高いとの情報をキャッチした。そんな特別な1台に積まれるエンジンは!? MTはあるのか? 大注目のスペックについて見ていこう!
※本稿は2024年1月のものです
文、予想CG/ベストカー編集部、写真/TOYOTA UK、FavCars.com
初出:『ベストカー』2024年2月26日号
■GRMN専用モデルになる!?
デザイン以外の情報も整理しておこう。パワーユニットはGRヤリス&GRカローラに搭載されているG16E-GTS型直列3気筒1.6Lインタークーラーターボ。GRヤリスのマイナーチェンジで304ps/40.8kgmのスペックとなるエンジンだ。
マイルドハイブリッドなどの電動化要素のない純ガソリンエンジンで、「今の時代、トヨタブランドでの市販にはそぐわない」という上層部の冷静な意見もあって、おそらくGRMN専用車になるだろうという情報だ。
50〜100台レベルの小ロット生産となり、価格も1000万円クラスになりそうだという。
ミドシップで4WDというスポーツカーもあるが、このクルマは後輪駆動。ラリー、レースへの積極的なモータースポーツ参戦活動で得た知見をフルに活かし、強靭なシャシー&ボディとドライバーの意図どおりに動く操縦性を実現。
エンジンもさらなる改良を加えて、最高出力は320ps前後までパワーアップさせてくる可能性もある。
純ガソリンエンジンだが、トヨタがテストを重ねているカーボンニュートラル燃料への対応も視野に入れて開発していることは間違いないだろう。
ただし、エンジンはできても燃料自体のコストダウン、普及にはまだ時間がかかるため、そこは「次のステップ」ということになりそうだ。
関係者の間では「おそらく、これが純エンジンを搭載するトヨタ最後のスポーツカーになる」といわれており、その意味でも相当に力の入った開発が進められていると思われる。
コメント
コメントの使い方ミッドシップというのはトラクション確保が唯一の利点であり、コーナリングはリヤヘビーだから50:50の車に劣る。
言い換えれば、タイヤが空転さえ起こさなければFRの方が良い。
前後重量バランス50:50の4WDよりリヤヘビーな4WDの方が優れた点等何一つ無い。