日本導入の可能性は?
マジェスティの発表の席でTMTのウティコン副社長は、マジェスティは日本から輸入販売するとコメント。つまり、マジェスティは日本で製造しているというのだ。
高級ワゴンのグランビア、マジェスティが海外専用モデルで、海外で生産しているのであれば日本に輸入してまで販売するのは効率が悪いが、日本で製造しているとなれば販売への最大の障壁が取り払われることになる。
しかもグランビアが左ハンドルだったのに対し、タイは日本と同じ左側通行だからマジェスティは右ハンドルで日本に導入するのに好都合ときている。
日本ではハイエースが異常なまでに人気が高い。現在販売されているハイエースはH200系はエースとしては5代目となる。その現行ハイエースは2004年デビューだから15年が経過していて次期ハイエースの注目度は激高だ。
ハイエースはバンとワゴンの両方をラインナップしているが、販売のほとんどはバンでワゴンは少数派となっている。
さらにワゴンは2-2-2-4の4列シート10人乗りの見の設定となっていて、人気の高いハイエースバンとはまったく別物だ。ある意味ハイエースであってハイエースではない存在と言ってもいい。
今回発表されたグランビア、マジェスティがとのまま次期ハイエースになるのではなく、次期ハイエースはバン専用となり、ワゴンはバンとは差別化され独立してグランビア、マジェスティと同じボディとなると考えると違和感はない。もともとハイエースワゴンの販売台数は少ないので、売れなくても大きなダメージはない。
次期ハイエースバンは現行同様に全幅1695mmの5ナンバーサイズのまま登場する可能性が高い。仮に衝突安全性を考慮して拡幅されたとしても全幅が1750mmを超えることはないだろう。
それに対しワゴンは現行は全幅1880mmだがグランビア、マジェスティと同じ1950mmにすることで快適性が増しそれが魅力アップにもつながる。
アルファードよりも大きなボディながら採用回転半径はアルファードの5.6mに対しマジェスティは5.5mなので日本での取り回し面でも問題ない。
乗車定員はマジェスティは11人だがこれはタイの法規に合わせたもの。日本では普通免許で運転できる最大乗車定員は10名なので、それに合わせて現行のハイエースワゴンと同様にフロントシートを2名乗車にすれば簡単に対処できる。
トヨタの販社から、高級ワゴンが登場することは間違いないという情報を入手している。確定情報ではなく予想段階だが、この独立した豪華仕様のハイエースワゴンを日本ではグランドハイエースとして販売する、というのはもの凄く自然な流れにある。
グランドハイエースを含め、次期ハイエースについては続報が入り次第レポートしくので乞うご期待!
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