いよいよ新型カローラのセダンとワゴンがフルモデルチェンジする。
「新型カローラシリーズ」全体で考えると、昨年「カローラスポーツ」が一足早く日本市場に登場しているが、やはり本命はセダンとワゴン。
かつて日本自動車市場を代表するモデルだったカローラだが、最近影が薄いのも事実。2012年以来、実に7年ぶりのフルモデルチェンジ、最新型登場で、かつての栄光に近づくことができるのか。
※本稿は2019年8月のものです
文:ベストカー編集部/写真:TOYOTA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年9月10日号
■全車3ナンバーサイズへ 5ナンバーサイズの併売も
注目のパワートレーンはカローラスポーツ同様、1.2Lターボと1.8Lハイブリッドの2種類が中心で、これに廉価グレード用の1.5LNAエンジンが設定される。
●トヨタ カローラセダン
そのボディサイズは歴代で初めて全幅1700mmを超えて3ナンバー仕様となる。
というのも現行型カローラアクシオ&フィールダーは先代型とは異なり、ヴィッツクラスと同じBプラットフォームを採用していたのだが、新型はTNGAとなることで大幅に車格を向上。
特にセダンのスタイルは若々しさが強調されたスポーティなものだ。
また、セダンとほぼ同時期にワゴンモデルも新たに「カローラツーリング」と名乗って登場予定。
●トヨタ カローラツーリング(2019年9月17日デビュー)
こちらも3ナンバーサイズとなることで、現行型フィールダーよりも格段に質感や居住性、ラゲッジスペースが向上されるのは間違いないだろう。
さらに、このツーリングには隠し玉として250psを発揮する直3、1.6Lの直噴ターボ搭載の「GT-FOUR」も追加される予定だ。
カルディナ以来となる久々の快速ワゴンの登場に期待したい。
●トヨタ カローラツーリング GT-FOUR
ただし、トヨタは5ナンバーサイズモデルに根強い需要があることを考慮し、当面は新型カローラセダン&ツーリングと現行型カローラアクシオ&フィールダーを併売することも検討しているという。
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