空飛ぶクルマの製造に協力するなど、異なる分野にも果敢に挑戦しているスズキだが、いよいよ軽自動車の電動化に乗り出すようだ。2023年のジャパンモビリティショーで公開された軽BEV「eWX」は2026年登場か!?
※本稿は2024年8月のものです
文:ベストカー編集部/写真:スズキ
初出:『ベストカー』2024年9月26日号
■これは次期型ハスラーでは?
空飛ぶクルマなど果敢にチャレンジしているスズキだが、軽自動車の電動化にも本腰を入れる。
eWXは2023年のジャパンモビリティショーで登場した軽BEVで、航続距離もサクラを越える230kmと期待値大の一台だ。登場は2026年が有力。
eWXのコンセプトは、「実用性とワクワクを兼ね備えた軽EV」。バッテリーEVとなってもいままでと同じように使えるうえ、走りが力強く静かになるため、もっと快適になる、とスズキはしている。
ボディサイズは、全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,620mmと軽規格に収まるサイズだが、現行ハスラーの全高1680mmと比べて、eWXは60mmほど背が低いようだ。
既存のバッテリー技術が前提だとすると、この航続距離ではサクラ/eKクロスEVよりも大きなバッテリーを積む必要があり、価格も250~300万円を超える価格になることを避けることはできない。
コストパフォーマンスを重要視する軽ユーザーが、その価格を受け入れるとは考えにくく、またスズキとしても、売れ筋モデルのハスラーを完全にバッテリーEVにしてしまうというリスキーなことはやってこないはずだ。
おそらく、従来型と同じくガソリンエンジンにマイルドハイブリッドユニットを加えたハスラーHIBRIDに、バッテリーEVパワートレインを与えたハスラーEV(仮)をラインアップへ追加するのではないだろうか。
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