自動車評論家の国沢光宏さんがラリージャパンを堂々の完走を果たした。ベストカーとして4日間密着したが、いつもの国沢さんとはちょっと違う雰囲気もあったり、壮大な挑戦は見事にフィニッシュを迎えた。編集担当感動しました!!!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:塩川雅人(MASATO SHIOKAWA)
■初日から”かます”もあれは厄払いか?
国沢さんがラリージャパンに挑んだのは昨年に続き2回目。昨年はまさかのクラッシュでリタイアという悲しい結末だった。あんなにへこんでいる国沢さんは見たことがない、というほどの落ち込みようだった。
そんな昨年のリベンジを果たすために、今年もラリージャパンに参戦。ただ初日から厳しい戦いが待っていた。なんたって「ウォーミングアップ」でいきなり「亀の子」状態になってしまったのだから。
さすがにチーム関係者がゾッとした瞬間だったがどうにかサービスパークに戻ってきた。ロアアームを交換して修復は完了。さすがに今年は持っているぞ!!! これが厄払いだったのか、二日目からはグイグイ走る。
豪雨に見舞われた二日目だが「ずーーっとハイドロ状態だよ、まいったよ」と国沢さんが弱音を吐くほどの天候不良。それでも前日の「亀の子」を経て「ゆっくり確実に走る」という宣言どおり、マシンを無事にサービスパークに帰した。
■岡崎での「サービス」に観客大興奮
三日目は岡崎でのスーパーSS。八丁味噌の味噌樽を回るというジムカーナ的なコースなのだが、2周のところなぜか国沢さんは余計に回っちゃった。大サービスで会場が沸く。
その後のタイヤフィッティングの会場で「ねぇ、見た? たくさん回ったでしょ?」とニンマリしていた国沢さん。
「あれくらいやらないと盛り上がらない。せっかく見に来ていくれているんだからね」。誤解されがちな国沢さんだがファンサービスや、クルマ好きへの貢献は実はかなりしているタイプ。
最終日は恵那。リエゾンとなる岩村では美しい日本の旧市街をマシンが抜ける。そこで子どもたちが大きく手を振っているところを見ると減速して、マシンを近づけハイタッチ。そんな一面あるんか!! と担当もビックリしたがこれはいつもしているそうだ。
国沢さんはお祭り好き。「踊らにゃ損損」な精神でとことん楽しむのが国沢イズム。
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