愛しのアメリカントラック
アメリカで乗ったトラックのメーカーは、インターナショナル、フレイトライナー、ケンワース、マック、ピータービルトなど。
トレーラは、キャリアカー、タンカー、コンクリートミキサー(これは単車です)、フラットベッド、ホッパー(ボトムダンプ)、フィーダータンク、ダブルトレーラのライブホール(鳥かご)、53ftリーファー(冷蔵バン)、コンポストのスクリーン(肥料を作る際に土を網にかけて石や残骸を取り出す機械)などです。
ところで、つい最近まで初めてアメリカで乗ったトラックは、アメリカでの初仕事の際に乗った75年式のケンワースだと思い込んでいました。
でも先日、久しぶりに古いアルバムを見ていたら、思い出したんです。エアポートにあるヘリコプターの訓練校に通っていた頃、メキシカンのおっちゃんがほとんど毎日、同じエアポートの駐車場で自分のトラックを磨いていたんです。
ある日「おっちゃん、トラック、カッコイイね! 私も日本でトラックドライバーだったんだ。運転していい?」って言ってみたんです。
そうしたら喜んでトラックを運転させてくれたんですが、その時、日本とアメリカのトラックの違いを初めて学びました。なにしろギアが入らない、急いでダブルクラッチを踏んでもタイミングが合わないし、横で見ているおっちゃんの様子も焦ってるみたいだし……。
これがアメリカントラックの初乗りだったんです。いま思えばとてもいい経験でした。メキシカンの気のいいおっちゃん、グラシアスです(笑)。
これは私自身の課題でもありますが、トラックを運転していて、調子のいいときは問題ないのですが、人間ですから長時間労働に振り回され、肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまうことがあります。居眠り事故や過労死などの悲劇は決してあってはならないことだと思います。
コントロールできないと感じたときは、仕事を断る勇気も必要です。むずかしいかもしれませんが、自分の人生で一番大切なことは何かを考えれば、答えは自ずと明らかでしょう。それは日本もアメリカも同じ。どうかそのことを忘れずに、トラックの仕事をエンジョイしましょう!
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