その他の注意点
また充填するエア圧も、保管中は規定圧ではなく約半分くらいに落としておくとタイヤ本体の内部のワイヤー等の負荷を抑えられます。人間もタイヤも休息中は緊張を和らげましょう。
現在、タイヤに使われているゴムは数種類の薬品などを混ぜた合成ゴムです。そのタイヤを倉庫などの床に直接置くとタイヤの内部から薬品が沁み出て床を汚す原因になりますので、厚手の段ボールや、ブルーシートなどを敷く事をお勧めします。
このタイヤ汚れはなかなか落ちにくい、というかほぼ落ちませんので、賃貸や間借りしている倉庫では養生をしておいたほうが無難です。
自社でのタイヤ保管では、スペースはあっても倉庫は無い、っていう場合が多いのが実情だと思います。そんな場合も可能な限り日陰で、なおかつ盗難されにくい場所にしましょう。
タイヤは汎用性が高く、中古でも高価なパーツです。そのまま転売されたり、海外向けなんかに盗品の需要(?)もあるため、細心の注意をお願い致します。タイヤ保管で大事なのは、直射日光と雨水への対策、そしてなんといっても盗難防止です。
【画像ギャラリー】雨水・日光・盗難対策…… タイヤの保管例を画像でチェック(6枚)画像ギャラリー