■その名も「eyeキュート」
2020年1月10日、幕張メッセで開催中の東京オートサロン2020三菱ブースにて、デリカD:5をベースにしたコンセプトカー「デリカD:5 eyeキュート」が出品された。
同車は自身もデリカD:5を愛車として所有するテリー伊藤氏がプロデュース。専用デザインのフロントマスクと特色、専用内装地などが施されており、現時点で市販化の予定はないが、今回の東京オートサロンの反響次第では販売する可能性もあるという。
以下、東京オートサロン会場で実施されたテリー伊藤氏のトークショーで、同車の概要や製作の経緯を紹介する。
――テリーさんは今現在デリカD:5にお乗りなんですよね?
テリー伊藤氏(以下テリー) ええ。マイチェン前のACTIVE GEARに乗っています。現行型(マイチェン後)も取材で昨年たっぷり乗せていただきました。すごくよかったですね!
――どこらへんがよかったですか?
テリー まずパワフルでスムーズ。それにディーゼルなんだけど静か。それとわたしは世田谷と鎌倉に家があるんですが、どちらも狭い路地があるんですが、デリカD:5はあんがい大きくなくて全幅が1795mm。走りやすいんです。
――今回プロデュースしていただいたモデルはどうですか?
テリー 現行型のデリカって、カッコいいんだけどギラギラしているじゃないですか。都会っぽいし夜の街に似合うクルマでしょう。いっぽう私は、鎌倉のパン屋さんやTSUTAYAの駐車場が似合うクルマにしたかった。愛犬だとか、家族の一員のような、愛らしさや親しみやすさを出したかったんですね。それで三菱に頼んで「丸目」にしてもらいました。これが実際に作ってもらうとなると、ものすごい大変で、すごく頑張って作ってくれました!
――それがこの形になったと。
テリー いまミニバンって、みんな押し出しが強いじゃないですか。そんななかで「やさしさ」を出したかったんです。真ん中のグリルも、ギラギラ光ってたり黒一色だったりと派手な方向のクルマが多いんですが、あえて墨色にしてもらいました。ホイールもアルミではなくボディ同色の鉄チンです。最近のミニバンの「ゴージャスさ」とか「都会っぽさ」よりも、若者っぽい軽さを出したかったんですね。なのでボディカラーもメタリック系が流行っていますが、マットでお願いしました。
――このモデルの命名もテリーさんがしてくれたんですよね。
テリー はい、やっぱり「目」(フロントライト)が最大のポイントだと思うので、「eye キュート」という名前を付けさせてもらいました。市販の予定はまだありませんが、ぜひ皆さん、SNSとかで「これほしい!」と呟いてください。そしたら発売に向けて動いてくれるし、その時は三菱に頼んで安くしてもらいますので。
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