東京オートサロン2023のトヨタGazoo Racingブースにひときわ迫力に満ちたレクサスLXが展示されている。メキシコのバハ・カリフォルニア半島で開かれる世界屈指のオフロードレース「BAJA(バハ)1000」に参戦した「LX600“OFFROAD”TEAM JAOS 2022 ver.」だ。本格オフローダーにはやっぱり土が似合うぜ!
文/ベストカーWeb編集部、写真/レクサス、ベストカーWeb編集部
■過酷さがレクサスLKをさらに鍛え上げる
2022年11月15日から開かれたSCOREワールド・デザート・チャンピオンシップ最終戦「BAJA1000」に、レクサスは新型LX600をベースとしたマシンを投入した。パートナーはオフロード用パーツの開発などで知られるジャオス。2015年に「TEAM JAOS」を結成し、FIA公認アジアクロスカントリーラリーなどにも挑んできた老舗チームだ。
いっぽうBAJA1000は、その過酷さにかけては世界屈指といわれるオフロードレース。毎回完走率は50%にも至らず、「完走したものは全員が勝者」とまで言われるタフなイベントだ。
参戦車両のLX600は、エントリーした「ストックフルクラス(市販車無改造クラス)」の規定に則り、安全面の強化などを中心にカスタマイズを実施。2022年は手荒い野生の洗礼を受け、完走こそ果たせなかったが、TEAM JAOSによるBAJA1000へのチャレンジは3ヶ年計画の予定で、現在も進行中だ。レースでの経験値を積み重ねることで参戦車両が今後も進化し続けていくだろう。
【LX600“OFFROAD”TEAM JAOS 2022 ver. 】
●ベース車両:
LEXUS LX600(北米仕様)
●主要諸元:
ボディサイズ(ベース車両比) 全長5,380(+280)mm×全幅2,090(+100)mm×全高2,060(+175)mm
パワートレーン 3.5L V6 ツインターボ
トランスミッション Direct Shift-10AT
●エクステリア:
JAOS(オーバーフェンダー TYPE-R 20MM(CFRP製)、アンダーガード(競技仕様)、フロントチューブバンパー(競技仕様)、リヤチューブバンパー(競技仕様)、マッドガードⅢ ブラック(競技仕様))、IPF LEDライトバー 600シリーズ
●インテリア:
オクヤマ スチールロールケージ、トヨタ紡織 スポーツシートMSH-001、ICE FUSE ヒューズ&ワイヤー&ボルト&ターミナル、LOWRANCE HDS-9 LIVE、PCI(レースラジオ、レースエア)
●タイヤ&ホイール:
TOYO TIRES オープンカントリーR/T 35×12.5R17LT
JAOS TRIBE CROSS 17×8.0J+20(競技仕様)
●サスペンション:
BATTLEZ コイルスプリング Ti-W(競技仕様)
BATTLEZ VF-R ショックアブソーバー by KYB(競技仕様)
●その他:
Moty’s モーターオイル
Projectμ ブレーキシステム
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