東京オートサロンで行われたホンダのプレスカンファレンス。その最中にホンダシビックタイプR-GTコンセプトが公開された。2024年からスーパーGTのGT500クラスに投入されるマシンのコンセプトモデルとのことだが、エクステリアに関してはすぐに実戦投入できそうな雰囲気をまとっていた。
文・写真/ベストカーWeb編集部
■ついに姿を現した新型スーパーGTマシン
東京オートサロンにおけるホンダのプレスカンファレンスが行われるまで、ホンダブースの壇上で黒い布をまとったマシンが置かれていた。中は見えないものの、布越しに見える凹凸の激しさから、市販車とは異なるすさまじいオーラが発せられていた。
そしてホンダ・レーシングの渡辺康治社長の合図とともに、ホンダシビックタイプR-GTコンセプトが公開された。ウインドウはブラックフィルムでふさがれており、中身についてはうかがい知れないが、エアロをまとった姿はすぐに実践参加できそうな雰囲気である。
渡辺社長は「レーシングカーのごとき速さと圧倒的なドライビングプレジャーを追求するホンダのピュアスポーツモデルであるタイプRの名を冠したマシンをついにスーパーGTに投入することにいたしました!」と高らかに宣言した!
■シビックタイプRをGT500クラスに投入
現在スーパーGTに参戦するNSX-GTの後継として、シビックタイプRが2024年からGT500に投入される。だが、現段階でこのマシンはコンセプトモデルであるという。
スーパーGTでは、メーカー同士のマシンをイコールコンディションとするために空力に関しては厳しい規定がある。公開されたマシンはこれらをすでにクリアしているようで、シビックタイプRのイメージとうまく融合している。
カナード翼などが追加されたフロントスポイラーに加え、巨大なリアウィングをまとうことで、GTマシンらしい雰囲気を醸し出している。
「このマシンはまだデザインの方向性を示す段階のものですけれども、東京オートサロンをはじめ、ファンの皆様にじかに見ていただく機会を設けますので、ぜひご期待ください」と語った渡辺社長。
今後オートサロン以外でもこのマシンを見るチャンスは多そうだ!
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