■レクサス編
●NEWレクサス RX
RXはレクサスブランドの上級SUVとして、よりプレミアム性を高めて来年10月に5代目へとフルモデルチェンジする計画だ。ライバルはズバリ、ベンツGLEやBMW X5などの欧州プレミアムSUV。
ハリアーやRAV4、さらには新型NXにも採用されるGA-Kプラットフォームを採用しながらも、ホイールベースは海外向けのハイランダーなどと同じ2850mmとして、3列シートモデルも設定する。
ボディサイズは現行型とほぼ同サイズの5000×1900×1710mm程度。全高が少し低くなり、クーペスタイルのプロポーションがスタイリッシュだ。
基本的にはキープコンセプトながら、フロントマスクは最新のNXと共通のテイストをさらに先鋭化させ、存在感をアピールする。
パワーユニットは新型NXと共通で、直4、2.5Lハイブリッドを中軸にしながら、新たにPHVを設定。また、走りのパフォーマンスをアピールする直4、2.4Lターボも搭載されることになる。
●レクサス LF
モーターショーの華はスポーツカーと高級車。高級車は今の時代SUVであればさらに盛り上がるだろう。
そんなショーモデルの目玉になりそうなのがレクサスLF。欧州プレミアムSUVに真っ向から挑む意欲作だ。
レクサスにはランクル300ベースのLXがあり、来年早々にも新型が登場する予定だが、それとはまったくテイストが異なるモデル。LS、LCで使われているGA-Lプラットフォームを用いる高級FR車で、つまりはLSのSUV版というクルマなのだ。
パワーユニットはLSと同じV6、3.5Lのガソリンターボとハイブリッドで、V8、4Lツインターボは見送られたもよう。価格は1500万〜2000万円クラスで、もちろん、日本車史上最高の高級SUVとなる。
●LF-Zエレクトリファイド
EVブース内で一段と近未来的なオーラを放っているコンセプトカーがレクサスの「LF-Zエレクトリファイド」だ。
エクステリアはレクサスが持つデザイン言語をより先鋭化させたもので、大径タイヤ、大柄な車体、そしてルーフからリアへ滑らかに落ちていくボディラインがダイナミックかつスタイリッシュなデザインを演出する。
パワートレーンには新たにDIRECT4と呼ばれる四輪駆動制御技術を採用。高出力モーターのパワーをそれぞれ制御する。
レクサスはLF-Zの技術を搭載したEVを来年中に登場させるとしている。まさにレクサスがこれから目指す未来を象徴する1台なのだ。
■スバル
●NEWインプレッサ
デビューから5年が経過した現行インプレッサ。そろそろ「次」が気になる頃だが、東京モーターショーがあれば、次期型のプロトタイプが出ていただろう。
新開発プラットフォームのSGPもレヴォーグ、さらに新型WRXと進化しながら採用モデルを増やしてきて、新たな知見を蓄積。次期型インプレッサでは「第二世代」へとさらなる進化を遂げることとなる。
基本的にはキープコンセプト。エクステリアデザインのイメージはレヴォーグや新型WRXで提案されるラギッド感を強調したものとなる。よりハッチバックテイストが強調されるプロポーションの5ドアHBが販売の中心となるだろうが、4ドアセダンが設定されるのも現行型同様だ。
パワートレーンは基本的には現行型同様、水平対向4気筒の1.6Lと2Lということになるが、2L NAのリプレイスとしてダウンサイジング版1.5Lターボが新開発されており、トルク特性に優れる1.5Lターボの搭載に期待したい。
スバルが進める安全対応も万全で、当然最新のアイサイト技術が満載されることになる。レベル3自動運転も念頭に置いたシステム構成となるとの情報もある。
新型インプレッサのデビューはちょうど1年後の2022年11月の計画だ。
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