国内最激戦区と言ってもいいBOX型ミニバン2Lクラス。
表をみてみると、同じカテゴリーのクルマがベスト20にランクインし、実力伯仲していることがわかる。
トヨタの3車種をまとめてしまうと、1万2118台となり、1位のカローラを超える販売台数を記録している。
今回は、この強豪ひしめく2Lクラスミニバンの中で現在販売台数がリードされているホンダステップワゴンの中古車事情を調べてみよう。
文:萩原文博、写真:ホンダ、トヨタ、ベストカー編集部
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現行型ステップワゴンとは?
5代目となる現行型ステップワゴンは2015年4月に登場。
モデル体系は従来型と同様に標準車のステップワゴンとスポーティなステップワゴンスパーダの2種類を設定している。
ライバル車のエアロ系グレードが3ナンバーとなるのに対して、ステップワゴンは全幅1695mmに抑えていて5ナンバーとなるのが特徴。
現行型ステップワゴンの最大セールスポイントは、縦開き式のテールゲートに横開き式のサブドアを組み合わせた「わくわくゲート」を採用したこと。
そして3列シートを左右分割して床下収納可能な「マジックシート」を採用したことだ。
これにより、3列目シートへのアクセスが可能となったほか、狭い場所に駐車した際に、大きなテールゲートを開けずに荷物を積載することができる。
加えて、わくわくゲートを採用した重いテールゲートを採用することになり、ボディのリアの開口部の剛性をアップさせたことで、クラストップの走行性能も手に入れることができた。
現行型ステップワゴンに搭載されているパワートレインはデビュー当初は最高出力150ps、最大トルク203Nmを発生する1.5L直列4気筒DOHCターボ+CVTのみだったが、
2017年9月のマイナーチェンジ時に、オデッセイなどにも搭載されているスポーツハイブリッドi-MMDと呼ばれる2L直列4気筒エンジン+2モーターを採用したハイブリッド搭載車をスパーダのみに追加。
モーターによる走行を積極的に行うことによりWLTCモードは20.0km/Lという優れた燃費性能を発揮する。駆動方式はFFを中心に1.5Lターボ車に4WDを用意する。
また、安全装備はホンダ独自の運転支援システム「ホンダセンシング」を採用し、2017年のマイナーチェンジで全車に標準装備となり、高い安全性を実現している。
走行性能はもとより、燃費性能、安全性能とライバルに一歩も引けを取っていない。
それでは現行型ステップワゴンの中古車の現状を見てみよう。
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