【王者N-BOXより買い得!?】スペーシアの中古車は未使用車豊富&「ギア」も狙い目!!

【王者N-BOXより買い得!?】スペーシアの中古車は未使用車豊富&「ギア」も狙い目!!

 販売されている新車のうち、約4割が軽自動車となっている国内市場。その軽自動車のなかで売れ筋となっているのは、軽スーパーハイトワゴンと呼ばれるカテゴリーのクルマだ。

 軽スーパーハイトワゴンは、サイズ制限のある軽自動車枠いっぱいのボディを採用し、多彩なシートアレンジが可能な広々とした室内空間を確保。さらにリアには両側スライドドア&低床フロアを採用することにより、子供からお年寄りまで誰でも乗り降りしやすい利便性の高さが魅力となっている。

 2020年1月の軽自動車新車販売台数を見ると、第1位はホンダ「N-BOX(N-BOXスラッシュ含む)」、第2位は日産「デイズ(デイズとデイズルークスの合算)」。そして第3位がスズキ「スペーシア」。第4位がダイハツ「タント」と軽スーパーハイトワゴン4強が熾烈な販売競争を繰り広げているのである。

 2020年2月に日産「デイズルークス」がフルモデルチェンジを行い、「ルークス」へと進化したこともあり、各社の軽スーパーハイトワゴンは新世代モデルが出揃ったのだ。そこで今回は、販売台数で王者のN-BOXとパイオニアであるタントに割って入ったスズキ「スペーシア」の中古車事情に迫ってみたい。

文/萩原文博
写真/SUZUKI、編集部

【画像ギャラリー】大人気となっている現行型スペーシアの3つのスタイルをチェック!!


■初代とは打って変わって大ヒットとなった現行型(2代目)

 スペーシアのルーツは2008年から販売された「パレット」で、初代スペーシアはパレットの後継車として2013年に登場した。タントのライバル車として、パレットを軽スーパーハイトワゴン市場に導入するものの、ミラクルオープンドアを採用した2代目タントの後塵を拝した。

パレットの後継車として、2013年に発売された初代スペーシア

 その後、スペーシアと名前を変えるものの、ホンダ「N-BOX」、日産「デイズルークス」/三菱「eKスペース」が市場に加わると、いいクルマなのだが個性や特徴がないということで、つねに4番目というポジションに甘んじていた。

 しかし、2017年12月に登場した2代目となる現行型スペーシアは、軽スーパーハイトワゴンの王者であるN-BOXとは異なる路線を打ち出し、ライトアウトドア路線を展開。旅行に使うスーツケースをイメージした内外装のデザインや、ルーフレールを装着するなどスペーシアらしさを打ち出した。

 その結果、ライバルのタントやデイズルークスがモデル末期だったということもあるが、万年4番手のポジションから脱却するどころか、王者N-BOXに迫る新車販売台数を記録した。

2017年11月にフルモデルチェンジ。現行モデルに切り替わったが、エクステリア、コンセプトとも先代モデルからガラリと変わって人気となっている

「スペーシア(標準モデル)」と、大きなメッキグリルを採用した「スペーシアカスタム」の2モデルでスタートしたが、2018年12月にスーパーハイトワゴンとSUVを組み合わせた新感覚クロスオーバーモデルである「スペーシアギア」を追加。

スペーシアに新設定された「ギア」。SUVテイストの専用パーツが各所に施されている

 ジムニーやハスラーといったスズキのSUVラインの象徴である丸目のヘッドライトを採用し、フロントやサイドなど随所にガンメタリック塗装を施すことで、精悍な印象を強めたモデルだ。内装も、全席撥水加工仕様となっており、水に濡れてもサッと拭き取れるので、アウトドアにピッタリの仕様となっている。

 スペーシア/スペーシアカスタムが登場して2年。そして、スペーシアギアが登場して1年が経過した現在、中古車事情はどうなっているのか。

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